【大相撲三月場所 千秋楽】
本日結びの一番で、朝青龍が千代大海相手に「立会いの変化」で勝ちました。
すると、続く優勝決定戦では、その横綱が、白鳳に「立会いの変化」で敗れました。
結果、白鳳が2回目の賜杯を手にしました。
一瞬、なぜか腹立たしい気持ちになりましたが、直後に情けない気持ちに包まれました。
例えば、これまで素晴らしいと思って守ってきた日本的経営手法を、外資系ハゲタカファンドによって「甘い!」の一言でメチャクチャにされたような情けなさです。
スポーツが、決められたルールの中で勝敗を争うものである以上、ルールさえ守れば何をやってもいいのは当然です。
そんなことは解り切ったきったことですが、では何故こんな気持ちになるんでしょうか?
これまで、横綱や大関の「立会いの変化」には厳しいコメントをされていたはずの北の富士さんも、舞の海さんも、「今日の白鳳はどうしても勝ちたかったんでしょう」と強調されるばかりでした。
北の湖理事長も、同じようなコメントを出されたようですが、釈然としません。
一番一番、全力を出し切ることが力士に求められている以上、全ての取り組みにおいて「どうしても勝ちたい!」という気持ちで土俵に上がるのは当然なので、どうしても勝ちたければ「立会い変化」もOKという理屈が通るのなら、全取り組みにおいてOKということでしょう。
「立会い変化」は、次第に当たり前になるのでしょうか?
これからは、「立会いの変化」を得意の決まり手とする力士が出てくるかもしれません。
それも個性だと認められる日がも近いのかもしれません。
そのように相撲界が変わることは、それがルールの範囲内である以上そっちの方が正常で、かつ実はもっと相撲が面白くなることなのかもしれません。
いずれにしても、あの程度の「立会いの変化」では、トッチーも豊真将も落ちなかったでしょう!
そう考えると、今日の出来事がどうでもいい事の様に思えてきました。
周りが変化しようがしまいが、この2人には関係ないですから・・・。
ただ、今日のことで、トッチーと豊真将を応援した気持ちがより強くなったのも事実です。
私自身そんな矛盾を抱えながら、今後の相撲界を見守って行きたいと思います。
ところで豊真将は、今日も勝って11勝4敗とし、見事技能賞を獲得しました。
平幕上位が豊ノ島以外、ことごとく敗れたため、来場所三役の可能性も出てきました。
今場所覚えた押し相撲を稽古で自分のものとし、今年は三役定着の年にしてもらいたいと思います。
トッチーは、検査の結果によっては引退の可能性も言われてます。
今はただ、検査結果が大したことの無いよう祈るばかりです。