読書(09年5~9月)
5月~9月の間に読んだ本を、気に入った順に並べてみました。
1.山岡荘八著『毛利元就』
2.瀬尾まいこ著『卵の緒』
3.本多孝好著『MOMENT』
4.本多孝好著『Alone together』
5.伊坂幸太郎著『ラッシュライフ』
6.蓮池薫著『半島へ、ふたたび』
7.童門冬二著『黒田如水』
8.小川洋子著『ブラフマンの埋葬』
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毛利元就(1)(山岡荘八歴史文庫 49) 著者:山岡 荘八 |
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5月~9月の間に読んだ本を、気に入った順に並べてみました。
1.山岡荘八著『毛利元就』
2.瀬尾まいこ著『卵の緒』
3.本多孝好著『MOMENT』
4.本多孝好著『Alone together』
5.伊坂幸太郎著『ラッシュライフ』
6.蓮池薫著『半島へ、ふたたび』
7.童門冬二著『黒田如水』
8.小川洋子著『ブラフマンの埋葬』
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毛利元就(1)(山岡荘八歴史文庫 49) 著者:山岡 荘八 |
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伊坂幸太郎著『ゴールデンスランバー』を読みました。
首相暗殺者の濡れ衣を着せられた青柳くんの行く末が心配で、一気に読み終わりました。
容疑者の段階でマスコミ報道が行われ、世間の人々から完全に犯人だと思われてしまう様子が恐ろしいです。
もし、私の身内や友人が殺人の容疑をかけられ、本人が否認しているときに、果たしてその友人を信じ切れるか!?
逆に、私が容疑者にされてしまったときに、私の無実を信じてくれる人間が居るかどうか!?
何とも言えませんなぁ。
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ゴールデンスランバー
著者:伊坂 幸太郎 |
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藤沢周平著『回天の門』を読みました。
新撰組の元になった浪士組の結成を幕府に提案した清河八郎の物語です。
稀代の策士とか詐欺師とか大ぼら吹きなどと揶揄される清河八郎も、著者の手にかかればグッと身近な人物に感じられるから不思議です。
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回天の門 (文春文庫)
著者:藤沢 周平 |
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本多孝好著『真夜中の五分前』を読みました。
異性を愛するって、どう言うことなのか!?
元カノを事故で亡くし、その後、双子の女の子を好きになってしまった青年の心の葛藤が描かれてます。
全体的に、地の底を這ってるような重苦しいトーンで展開して行きますが、最後の最後に、微かな救いの兆しが現れます。
そう言った感覚は、ちょっと前に読んだ短編集『MISSING』でも感じましたが、いつもこんな感じで書かれてるのか・・・。
他の作品も読んでみたいと思います。
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真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-A
著者:本多 孝好 |
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真夜中の五分前five minutes to tomorrow side-B
著者:本多 孝好 |
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宮部みゆきさんの『火車』を読みました。
バブル崩壊直後の頃の作品です。
カードローン地獄にハマって、行方不明になった女性を探すお話でした。
取材などもしっかりとされてるようで、読み応えがありました。
主人公の刑事の心理描写が緻密に描かれてましたが
主人公が男性にも関わらず、目の付け所が女性的な部分が幾つか見受けられたのは、作者が女性なので仕方ないですね。
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火車 (新潮文庫)
著者:宮部 みゆき |
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本多孝好著『MISSING』を読みました。
4つの短編集です。
どれも「死」という重いテーマが盛り込まれているにも関わらず
淡々としたトーンで書かれてます。
また、比喩表現が独特な印象を受けました。
本多さんの作品は、もっと読んでみたいと思いました。
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MISSING (双葉文庫)
著者:本多 孝好 |
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三島由紀夫著『金閣寺』を読みました。
金閣寺に放火する人の心の葛藤などを描いた物語でした。
残念ながら、主人公の気持ちをあまり理解出来ませんでした。
でも、放火犯の気持ちなど理解出来なくて良かったのかもしれません。
今よりも、自分の内面に目を向けがちだった若い頃に読んでいれば
少しは理解出来たような気もします。
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金閣寺 (新潮文庫)
著者:三島 由紀夫 |
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神田敏晶著『Web2.0でビジネスが変わる』を読みました。
特に目新しい情報は見られませんでした。
2年半も前に書かれたものなので、そりゃそうですね。
すでにWeb3.0の時代やし・・・。
この世界は日進月歩なので、オンタイムで読まなきゃ。
でした・・・。
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松本人志著『遺書』を読みました。
タレント本(コメディアン本?)は、その作品が旬なときに読まないと面白さ半減以下ですね。
これを”遺書”と呼ぶには内容が古臭くなり過ぎなので、そろそろ”遺書”の書き直しが必要な頃やないかなぁ。
書き直し版が出版されたら、今度はすぐに読んであげるからね。
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遺書
著者:松本 人志 |
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今年は、ブラジル移民政策が始まってから100年目にあたります。
だからと言うわけでも無いのですが、垣根涼介著『ワイルド・ソウル』を読みました。
国を挙げての棄民政策とも言われる、ブラジル移民における問題をモチーフにしたサスペンスもので、日系二世が当時の外務官僚に復讐を企てると言った内容でした。
大作の割に読みやすく、一気に読み終えました。
サスペンス小説を楽しみながら、移民政策問題に関心を寄せることが出来る内容になってました。
ただ、犯人側の人物像がしっかりと描かれてる一方で、官僚側の人間のことは単純にこきおろしてるだけで、どうしようもない腐ったヤツとしてほんの少ししか触れられてないのが残念でした。
当時の外務省が、何故こんな酷い政策を取るに至ったのか?
担当者の人物像にもスポットをあてて描かれてると、もっと奥の深いものになったと思います。
時代の流れに飲み込まれて本来国家が果たすべき役割を見失ってしまったのか、組織が腐りきってたからなのか・・・。
個人的には、先の大戦で負けたショックで当時の外務省の役人が自信を失っていて、そのことがあんな酷い政策を止められなかった原因の1つでは無いかと勝手に想像してます。
この本の最初の方を読みながら、小学校時代のクラスメイトを思い出しました。
彼の年の離れたお兄さんも、未来と夢を求めてブラジルに移民してました。
既に移民時代も終わりの頃だったので、小説に描かれてるような悲惨な状態では無かったとは思いますが・・・。
| ワイルド・ソウル(上)
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| ワイルド・ソウル(下)
販売元:楽天ブックス |
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福岡伸一著『生物と無生物のあいだ』を読みました。
サブタイトルに、「読み始めたら止まらない 極上の科学ミステリー」とあったので、読みやすいのかと思いましたが、ほとんど理解出来ませんでした。。。
頭悪過ぎや~!
それでも、”生命とは代謝の持続的変化であり、生命こそがその真の変化である。”とし、
生命を”砂上の楼閣”や”川の流れの中にある澱み(よどみ)”のようなものに例えているくだりは何となくイメージ出来ました。
生命体を構成している分子レベルでは、”秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない”とも書かれてますが、
だからこそ老廃物を排出するための発汗機能や排泄機能は大切なのでしょう。
そうしないと新鮮な分子を取り込めなくなってしまうから。
また、分子レベルでは絶えず入れ替えが行われていて、半年前の自分と比べたら、分子レベルではすっかり別のものになっているというようなことが書かれてました。
そうであれば、どんな病気も半年経てば治りそうなものですが、元々正しかった秩序自体が崩れてしまった場合は、新しく採り入れられた分子も、結局は崩れた秩序の元に組み込まれてしまうので、秩序自体を元に戻してやらないとどうしようもないと言うことなのでしょうか?
それから、細胞が、タンパク質を取り込んでから放出する過程において、細胞自身の中に小胞体を作る様子についても何となくイメージ出来ました。
以前、ボトックスの製薬会社のホームページで、似たような絵を見たことがあります。
そこには、神経を伝達されて来たアセチルコリンが筋肉に渡される様子が図解されてましたが、それを見た時には上手くイメージ出来ませんでした。
この本の「内部の内部は外部である」という章を読んで、そのとき見た絵を少しイメージすることが出来ました。
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生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
著者:福岡 伸一 |
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木下半太著『悪夢の観覧車』を読み終わりました。
最初の方は、登場人物の会話や思考がやたらと大袈裟で、何やら芝居じみていてなかなかストーリーに入り込めないでいました。
表紙の著者紹介のところをみると、どうやら作者は元々演劇の脚本を書かれてる方だと分かり、納得しました。
ところが、第2章に入り、犯人が犯行に至った動機や、登場人物同士の関係などが明かされて行くに連れ、どんどん惹きこまれて行きました。
他の悪夢シリーズも読んでみよっかなぁ。
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悪夢の観覧車 (幻冬舎文庫 き 21-2)
著者:木下 半太 |
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町田康著『きれぎれ』を読み終わりました。
どうしようもないダメダメ男の物語でした。
ただ想像(空想?)力だけはやたらと逞しい男・・・。
その想像力をポジティブな方向に働かせることが出来れば、同じ目に会っても全然違った人生を歩めるだろうに・・・。
と言いながら、私も悲観的な方向に想像が展開されてしまうことがたまにあります。
年齢を重ねるごとに、どんどん楽観的な考え方が出来るようにはなってますけどね。
この単行本には、もう1つ『人生の聖』というお話が掲載されてますが、こちらは何の話か良く解りませんでした。
町田ワールドを楽しめるよになるには、この1冊だけじゃあ足らないようです。
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きれぎれ (文春文庫) 著者:町田 康 |
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森戸潔著『人間はどこから来たのか』を読み終わりました。
この本は、サブタイトルが「地球環境と人間の歴史」と付けられていて、星のはじまり~地球のはじまり~生物のはじまり~人間のはじまりと、人間が登場するまでの歴史が解りやすく語られてます。
小学校高学年以上の人が対象ということですが、こう言った難しそうな話をざっと掴むには、子供向けのものが解りやすくてちょうどいいです。
読んでみると、ある種の生物の存在自体が地球環境を変え、変化した環境に応じて新種の生物が誕生すると言ったことが繰り返されて人間が登場するに至ったという事が良く解ります。
地球上に一番最初に誕生した生物が、2番目に誕生した生物に主役を取って代わられるところからして既にその物語は始まっていたようです。
そのことから考えると、人間も、存在自体が地球環境に影響を与え、いずれはその環境の変化が新たな種類の生物を生み出し、やがて人間は滅びることになります。
だとすると、地球温暖化対策など必死に頑張ったところで、いずれは主役を新種の生物に取って代わられると言うことになります。
そうなったら、その新生物が営む動物園には、他の動物たちと同様に、僅か生き残った我々の子孫も入れられて、見世物になるんでしょうか?
そして絶滅寸前の種として無理矢理交配させられたりするんでしょうか?
何もしないまま、そんなことになってはシャクなので、精一杯抗いたいですね。
「例え虚しい努力だとしても、前のめりに滅びたい!」
ってところでしょうか。
でも、もしかしたら、今まで地球上に登場した生物の中では格段に往生際の悪い人間様のことなので、温暖化なども乗り切って、宇宙が滅びるまで主役の座を守り続けるかもしれませんね。
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人間はどこから来たのか―地球環境と人間の歴史 著者:森戸 潔 |
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司馬遼太郎著『国盗り物語(一)~(四)』を読み終わりました。
戦国武将、斎藤道三および、道三の影響を多分に受けた織田信長と明智光秀の物語でした。
司馬作品は、昔から若い男性に人気がありますが、それもそのはずです。
描かれる主人公はみんな、好き勝手なことばかりしてるくせに女性にもてます。
今年に入って、3作読みましたが、『十一番目の志士』の天堂晋助しかり、『風神の門』の霧隠才蔵しかり、そして『国盗り物語』の斎藤道三しかりです。
ただ、織田信長と明智光秀に関しては、少し様子が違いました。
信長は、好き勝手な事をやって妾もたくさん囲いますが、権力で強引に奪い取る感じなので、もてると言うのとは違いますね。
光秀に至っては、思うままにならない人生の上、生涯で関わった女性は妻のお槙一人と言う事です。
この作品の登場人物3人の中では、やはり道三に一番惹かれました。
| 国盗り物語〈1〉斎藤道三〈前編〉 著者:司馬 遼太郎 |
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奥田英朗著『町長選挙』を読み終わりました。
4人の悩める患者たちが、デブでおバカな精神科医、伊良部先生に関わることで、無事に病気(悩み)が解決されて行くという4つの短編集です。
第一話「オーナー」では、ナベツネさんをモチーフにした主人公が、死への恐怖に悩みます。
第二話「アンポンマン」では、ホリエモンをモチーフにした主人公が、ひらがなを思い出せない病に罹ってしまいます。
第三話「カリスマ稼業」では、黒木瞳さんをモチーフにした主人公が、若作り強迫観念症に襲われてしまいます。
第四話「町長選挙」では、特にモチーフとなる有名人は思い浮かびませんが、良平君という公務員が、小笠原諸島の町長選挙で、2人の立候補者の狭間に立って悩まされます。
以前読んだ『イン・ザ・プール』同様、面白かったです。
あと、伊良部先生が登場する本著者の作品としては、直木賞作品となった『空中ブランコ』があるので、そのうち読んでみたいと思います。
(関連記事): 〓さざまるの雑記〓: 奥田英朗著『イン・ザ・プール』.
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町長選挙 著者:奥田 英朗 |
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佐藤達夫監修『人体の不思議 第4巻 めぐる、守る 循環器・血液・免疫系』を読み終わりました。
昨年末に安藤幸夫監修『図解雑学 人体の不思議』を読んで人体の神秘に興味を持ったので、更に詳しい佐藤達夫監修『人体の不思議 第1巻 支える、動く 骨・筋肉系』と、『人体の不思議 第2巻 コントロールする 神経系・感覚器』と、今回の『人体の不思議 第4巻 めぐる、守る 循環器・血液・免疫系』を読み進めて来ました。
けっきょく、一番面白かったのは、最初に読んだ安藤幸夫監修『図解雑学 人体の不思議』でした。
(関連記事): 〓さざまるの雑記〓: 安藤幸夫監修『図解雑学 人体の不思議』.
(関連記事): 〓さざまるの雑記〓: 佐藤達夫監修『人体の不思議 第1巻 支える、動く 骨・筋肉系』.
(関連記事): 〓さざまるの雑記〓: 佐藤達夫監修『人体の不思議 第2巻 コントロールする 神経系・感覚器』.
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人体の不思議〈第4巻〉めぐる、守る―循環器・血液・免疫系 著者:佐藤 達夫 |
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吉田修一著『日曜日たち』を読み終わりました。
都会で暮らす5人の若者たちの、ありふれた日曜日の物語でした。
5人とも、なんかとても疲れてる感じがしました。
5つの短編集ですが、全編にわたって、母親を捜すために上京してきた小学生の兄弟が登場し、短編同士を微妙につないでます。
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日曜日たち 著者:吉田 修一 |
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藤原てい著『絆(きずな)』を読み終わりました。
「国家の品格」の著者、藤原正彦さんのお母さん、藤原ていさんの自伝です。
ていさんは、終戦直後、3人の子供を連れて満州から命からがら逃げ帰って来たという経験の持ち主で、そのときのことを綴った本「流れる星は生きている」が空前の大ベストセラーになったそうです。
本来、作家の作品を読まずして自叙伝を読むのは、本末転倒な気がして本意ではないんですが、この本が図書館で目に留まり、なんとなく手にしました。
全編に、どんよりと雲がかかったイメージの自叙伝でした。
ていさんの代表作である「流れる星は生きている」も読んでみようと思いました。
関連記事: 〓さざまるの雑記〓: 藤原正彦著『国家の品格』.
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司馬遼太郎著『風神の門(上・下)』を読み終わりました。
真田十勇士の中で、甲賀の猿飛佐助とともに双璧と称される、伊賀忍者「霧隠才蔵」について書かれた歴史小説です。
集団での忍術を得意とする甲賀忍者に対して、伊賀のそれはあくまでも個人プレーを基本としてます。
そんな伊賀者の宿命を背負った男一匹・霧隠才蔵からは、大人の男の哀愁のようなものが感じられます。
虎戦士で例えると、佐助が野手のまとめ役のアニキ金本だとすると、才蔵はマウンドで黙々と自分の技を披露する投手、とりわけ下柳投手と言ったところでしょうか。
読みながら思い出しましたが、実はこの小説、20年以上も前に1度読んだことがありました。
子供の頃にNHKの人形劇で「真田十勇士」ってのをやってたんですが、そこに出てくる才蔵の渋い雰囲気に興味を惹かれました。
そのことを学生になってから思い出して読んだんでした。
今回、再び読んでみると、内容を全く忘れていたので、初めて読むのと同じように楽しむことができました。
| 風神の門 (上) 著者:司馬 遼太郎 |
| 風神の門 (下) 著者:司馬 遼太郎 |
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雲井瑠璃著『瀬戸内を泳ぐ魚のように(上・下)』を読み終わりました。
日露戦争から太平洋戦争が終わる頃までの時代を生きた、一人の日本人女性とその家族の生き様が描かれてます。
主人公の晴子さんは、著者の母親がモデルになっているそうです。
この時代の様子を女性の視点から描いた小説にはあまり触れたことが無かったので、新鮮でした。
それはまだ「家制度」というものが色濃く残っていた時代から、敗戦により、一気に個人主義、自由主義思想に塗り替えられた時代でもありました。
上巻では、晴子が生を受けた三輪家(父方)と白井家(母方)の人々が、それぞれの「家」を守るために当たり前のように自己を犠牲にする姿が健気に描かれてます。
そこに息づく人々の、家族・親族への純粋なまでの思いやりに浸りながら、ほのぼのと幸せな気持ちになりました。
この本を読んだ後で暗いニュースを耳にすると、「家」制度の崩壊とともに家族や近隣との絆も崩壊してしまったんだなぁ、と感じざるを得ません。
だからと言って、昔の方が良かったと懐古主義に浸るつもりもありません。
結婚の自由や、職業選択の自由が男女問わず拡がった点は、いいことに違いありません。
昔と今のいいとこ取りができれば一番いいはずです。
個人の自由を追求しながら昔のような家族の絆を保つには、昔以上に家族への思いやりを強く持ち、それを形に表す必要があるのかもしれません。
さてと、久し振りに実家に電話してみるとしますか。
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瀬戸内を泳ぐ魚のように〈上〉 著者:雲井 瑠璃 |
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瀬戸内を泳ぐ魚のように〈下〉 著者:雲井 瑠璃 |
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アニリール・セルカン著『タイムマシン』を読み終わりました。
スイスのインターナショナルスクールを退学になった13人の子供たちが、タイムマシンを作ろうとして集まり、その情熱が大人たちも動かし、とうとう作り上げてしまったという実話をもとにした物語です。
作り上げたタイムマシンが成功したかどうかは、ここでは言わないでおきます。
この本を読んで、中学のときに友達3人と気球を作ろうとして、夏休みの間に4~5回も徹夜したことを思い出しました。
タイムマシンに比べたら、なんともスケールの小さな話ですが、試行錯誤しながら夢中になったものです。
「これが完成したら恰好ええど!」
という思いだけに支えられながら・・・。
結果は、 orz.....
我々4人の頭では、上手く行くはずもありませんでした。
2学期になり、理科の先生にその話をしたら、先生は、
「何でワシに相談してくれんかったんか!」
と、とても悔しがっておられました。
本気で完成させるためなら、先生の知恵も借りれば良かったと後悔しました。
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タイムマシン 著者:アニリール・セルカン |
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佐藤達夫監修『人体の不思議 第2巻 コントロールする 神経系・感覚器』を読み終わりました。
先日の第1巻.に続くシリーズものです。
私の病気は、大脳基底核という部位が異常をきたしていると言われてます。
しかし、この本には、そのしくみどころか、「大脳基底核」という名前すら出てきませんでした。
う~ん、残念!
ただ、耳や目の構造は、面白かったです。
目ん玉に、6種類もの筋肉がひっついてるんですね。
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人体の不思議〈第2巻〉コントロールする神経系・感覚器 著者:佐藤 達夫 |
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司馬遼太郎著『十一番目の志士(上・下)』を読み終わりました。
20代の頃は、けっこう司馬さんの本を読んでたんですが、暫く避けてました。
「太平洋戦争だけは、日本史の連続性の中においてどうしても語れない。 先の大戦だけは書けない。」という司馬さんの言葉を何かの本で目にしてから、太平洋戦争から逃げてる気がしたので・・・。
で、「小説太平洋戦争」という作品を通じて、先の大戦としっかりと向き合っておられる山岡壮八作品を読むようになりました。
最近、司馬作品がどんなだったか忘れていることに気づき、再び読んでみたくなり、先日の「空海の風景」に続いて今回本作品を読みました。
読み始めて、すぐに昔読んだ記憶が蘇えってきました。
確か、この作品は、主人公の天堂晋助を歴史上の実在の人物と思い込んで最後まで読んでしまい、見事に作者に騙されたものでした。
読み終えて、やはり司馬作品は面白い!
ということに改めて気づきました。
人間心理の奥底をじっくりと想像する能力に長けている山岡作品もいいですし、歴史上の人物像を気持ちいいくらいスパッと決め付け、物語を前向きに軽快なテンポで展開させて行く司馬作品もいいです。
これからも、昔のように素直に、司馬作品に触れてみようと思いました。
| 十一番目の志士 (上) 著者:司馬 遼太郎 |
| 十一番目の志士 (下) 著者:司馬 遼太郎 |
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佐藤達夫監修『人体の不思議 第1巻 支える、動く 骨・筋肉系』を読み終わりました。
年末に読んだ『図解雑学 人体の不思議』が面白かったので、今回は更に筋肉と骨の構造が詳しく載ってそうな本書に目を通しました。
最初は人体標本の写真が気持ち悪かったんですが、すぐに慣れました。
詳しすぎて、ページをめくるはしから、前のページの内容を忘れてしまいましたが、予想以上に複雑かつ合理的な人体の構造に驚きました。
一応、今の病気と関係してそうな「第2巻 神経系・感覚器系」と「第4巻 循環器・血液・免疫系」ってのにも目を通しておくとしましょう。
図書館にあるから、タダやし。
リンク: 〓さざまるの雑記〓: 安藤幸夫監修『図解雑学 人体の不思議』.
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人体の不思議〈第1巻〉支える、動く 骨・筋肉系 著者:佐藤 達夫 |
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児玉光雄著『トップアスリート「成功思考」』を読み終わりました。
世界の名だたるトップアスリートたちの、75個の語録を集めた本です。
それぞれの語録に、著者の解説がついてます。
中でも、私の心に残った2人のことばを挙げておきます。
●女子プロゴルファーのアニカ・ソレンスタム選手のことば
「ゴルフは技術と運のゲームです。
どんなにいいプレーをしても、もっといいプレーをする人がいるかもしれません。
どんなにいいスイングをしても最悪のライに転がり込むかもしれない。
ゴルフでも人生でも、自分のコントロールできないことに腹を立ててもしかたありません。
自分の力で変えられることに労力を使うべきでしょう。」
●阪神タイガースの金本知憲選手のことば
「ゴルフで負けてもちっとも悔しくない。
だけど野球だけは悔しい。
人それぞれの価値観があるだろうし、オレの場合は野球なんだよ。
それを職業としてできていて、ファンも喜んでくれる。
だからもっと頑張らんといかんと思う。」
さすがアニキ、ええことゆうのぉ。
ちなみに、昨年の4月に連続フルイニング出場の世界新記録を達成したときのアニキ語録は、以下になります。
リンク: 〓さざまるの雑記〓: アニキ語録!.
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トップアスリート 成功思考 著者:児玉 光雄 |
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アレックス・シアラー著『世界でたったひとりの子』を金原瑞人さんの訳で読み終わりました。
図書館でタイトルを見て、SMAPの「世界に一つだけの花」のようなことをテーマに書かれた小説かと思って借りました。
小さい花や 大きな花 一つとして同じものはないから
No.1にならなくても いい もともと特別な Only one
って感じの・・・。
ところが、とんでもごじゃりませんでした。
世の中からどんどん子供が減って行き、少なくとも自分の周りには本当に子供が自分一人だけという境遇に置かれた、タリンという名の男の子の、恐ろしく、哀しく、せつない物語でした。
医療技術の進歩により老化防止薬なるものが発明され、人類が200歳以上生きれるようになった代わりに、めったに子供ができなくなってしまった未来のお話です。
老化防止薬は、だいたい40歳になっときに政府から支給されて飲みます。
よって、中身(心)や経験は100歳でも200歳でも、見かけ上は40歳が最高齢者です。
そして、「生きるのは飽きたが、死ぬのは怖い」という状態に陥ります。
また、子供のときにPPというものを移植すれば、一生子供の身体のままでいられる移植手術も可能です。
見た目は子供のままですが、中身(心)や人生経験は50歳だったり、60歳だったりと、れっきとした大人です。
一応、これは違法な医療行為となってますが、闇医者たちの手にかかって手術を施されてしまえばどうしようもなくて、PP経験者はどんどん増え続けます。
大人たちは自分に子供ができないことを悲しみ、一時間だけでもいいから子供のいる家庭の真似事をしたいと願い、子供のレンタルが流行ります。
子供をレンタルした大人たちは、せっかくお金を払って貴重な1時間を過ごすのだから、自分が理想とする子供らしい子供であって欲しいと借りた子供に望みます。
そんな大人の気持ちを敏感に察知した子供は、大人が理想とする子供らしい子供を演じ続けます。
1日5件もそんな仕事が入ってると、さすがに子供も疲れ果てます。
主人公のタリンは、大人の期待に応えることに懸命で、自分が何ものなのか解らなくなり、そのことをいつも自問自答しています。
また、運良く子宝に恵まれた大人は、自分の子供にPPを受けさせたがります。
今や超貴重品となった子供を持ってると、子供レンタル業や子供ショーなどで稼げるので、その子供を含めた一家全員が一生安泰だからです。
当然、子供を売れば破格値です。
この小説のテーマとしては、少子化問題、終末医療の問題、児童虐待、子供の人権問題などが感じ取れますが、読みながら、全編を通して伝わってくる哀しさ、せつなさ、むなしさは、そんなことではありません。
大人たちのエゴに翻弄されている主人公タリンの純粋な気持ちに起因しているのだと思います。
子供には自分の理想とする子供でいて欲しいと願う親のエゴ。
自分で稼げるようになるまで親に育ててもらったくせに、いつまでも家庭を持ちたがらないという独身貴族のエゴ。
そして、いつまでも死にたくないというエゴ。
このような大人たちのエゴの犠牲になるのは、いつも弱くて純真な子供たちです。
私自身、子供時代に大人のエゴから感じたせつなさと、次の世代のことなどろくに考えず、大人になってからも好き勝手やってきた申し訳なさのようなものとの両方の気持ちがあり、余計に心が痛んだのかもしれません。
最後はちょっと唐突で強引な終わり方のようにも思えましたが、その部分を除けば、とにかく、何とも哀しいお話でした。
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世界でたったひとりの子 著者:アレックス シアラー |
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安藤幸夫監修『図解雑学 人体の不思議』を読み終わりました。
読んでみて、自分の身体のことなのに、あまりにも知らないことが多いのに驚きました。
我々の身体って、超ミクロのパーツが、驚くべきほどたくさん集まってできてるんですね。
そして、それぞれに役割(意味)があり、関連し合って機能しています。
これが自然による偶然の産物だとしたら、あまりにも出来すぎてます。
私は、キリスト教信者ではないので、「神が創りたもうた」というような考え方は今のところ素直に受け入れ難いですが、神かどうかは別にしても、もしかしたら、めちゃくちゃ頭のいい誰かが、暇に任せて面白半分に作ったのではないかという気にさえさせられました。
だとしたら、その誰かさんのIQは、相当高いはずです。
だって、これだけ科学技術が発達した現代においても、未だに人類は、人間と全く同じロボットを作れないのですから・・・。
特に、脳の機能、生殖能力、自然治癒力、再生能力などに関して、同じ仕組みを再現することは難しいのではないでしょうか。
また、これだけ精密に出来ている訳ですから、壊れやすく、だからこそ大切に扱わなければならなかった訳ですね。
反省中です。
この本はQA形式になっていて、それぞれの問いに対する答えが、オールカラーの図解入りで解説されているので、超基本的な仕組みを知る上ではとても解りやすかったです。
解りやすい例で言うと、「空気と食べ物の通り道が切り替わる仕組み」などは、空気が通るときの図と、食べ物が通るときの図が比較しやすいように並べて書かれてたりしてます。
ふむふむ、食べるときは、喉頭蓋ってやつが軌道に蓋をしてくれてるのね。
ってな具合です。
この仕組み1つ取ってみても、意識しないでも勝手に身体がやってくれてるんですよね。
ありがたいというか、不思議です。
そして、そういう機能が勝手に働かなくなれば、それは何らかの病気ということですね。
とはいえ、全部理解できた訳でありません。
特に、免疫の仕組みに関しては、キラーT細胞やらヘルパーT細胞やら出てきて、難しかったです。
人間が人間を創れるなどとという世の中、想像するとゾッとしますが、人体の仕組みの全容が解明されない限り、難病が無くならないのも事実です。
ただ、世の中から全ての病いや障害が無くせるとしたら、それはまたとてつもなく素晴らしい世界だとも思います。
そうなると、誰も健康に気をつけなくなって、身体のありがたみも感じなくなるのかもしれませんが・・・。
いずれにしろ、そこまで到達した後の世界をどんな世の中にするかは我々人間次第です。
まずは、医療技術の更なる進歩に期待しましょう!
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人体の不思議 著者:安藤 幸夫 |
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新堂冬樹著『無間地獄』を読み終わりました。
闇金の裏でうごめくやくざの若頭、桐生を主人公とした物語です。
無間地獄とは、辞書によると、「阿鼻地獄のこと。 八大地獄の第八。 五逆と謗法(ほうぼう)の大悪を犯した者が落ちる所。 諸地獄を一としてその一千倍の責め苦を受けるという。」
だそうです。
一切の情も存在しない、金と暴力だけの世界!
仲間をいかに出し抜くかが上にのし上がるための唯一の方法!
一度はまり込むと二度と抜け出せない無間地獄!
そして最後は恐怖におののきながらの死あるのみ!
この小説に出てくる人物たち全員が、金と暴力以外のものを信じないことに徹底されてることが、読者にとっては却って救いです。
こちらも、登場人物に情などかけないで読めるので・・・。
くわばら、くわばら。
生活費に困っても、街金どころか、サラ金にも手を出さないように気をつけなきゃ。
それにしても、暴力描写と、男同士の性描写にはエグいものがありました。
この小説が例え映画化されても、あまり観たいとは思いません。
あと、ストーリーと全く関係ないところですが、主人公の桐生がビリー・ホリディを好んで聴いてるという話が出てたので、久し振りに彼女のベストCDを引っ張りだして聴いてみました。
彼女の歌声にはブランデーが良く合います♪
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無間地獄 上 幻冬舎文庫 し 13-1 著者:新堂 冬樹 |
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無間地獄 下 幻冬舎文庫 し 13-2 著者:新堂 冬樹 |
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中島みゆき著『問う女』を読み終わりました。
シンガーソングライターとして、素敵な詩を数多く生み出して来られた中島みゆきさんの小説です。
主人公の綾瀬まりあは、父の仕事の影響で幼い頃から転校を繰り返し、その度に方言をからかわれ、親友を作ることを自ら避けて来ました。
高校のときに新潟で出会ったクラスメイトと仲良くなりかけますが、彼女もまりあの「言葉」によって傷つけてしまいます。
人を傷つけ、傷つけられる「言葉」。
自分の言葉を持つことを捨てたまりあは、ラジオ局のアナウンサーになります。
アナウンサーは、演出家の書いたとおりの「言葉」を喋っていればいいので、その「言葉」に責任を持つ必要がなく、楽なんだそうです。
そんなまりあが、あるタイ人の娼婦と出会ってからストーリーが一気に展開して行きます。
この小説を読み終わって、私が感じ取った意味以上に深い意味があるような気がするんですが、残念ながらそれが何だかわかりませんでした。
考え過ぎかなぁ。
中島みゆきさんの曲の中にも、実は彼女が伝えたいことが理解できていない詩が幾つもあります。
そもそも女心は解りにくいので、それも仕方ないやな。
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横山秀夫著『ルパンの消息』を読み終わりました。
横山作品は、警察、弁護士、検事、裁判官、新聞記者などを題材にしたものが多いんですが、この作品は、事件の舞台が高校なので、身近に感じられて読み易かったです。
この作品の中に、
「人間のする事、考える事、そう違うものではない。 所々に頭をもたげた情報を読むのではなく、人間そのものを読むんだ!」
と、刑事が部下たちに言う場面がありますが、最近の犯罪は、今ままでの常識だけで考えると、非常に動機が読みにくいものが増えている気がします。
人間の心の奥底を想像する能力に長けている著者に、昨今の犯罪者の心理を解説して欲しいと思いました。
また、横山作品は、悲惨な殺人事件などを扱った場合でも、必ず最後に、
「それでもこの世は悪いことばかりって訳でもないぜ!」
と思わせるような、エピソードで終わるところが、けっこう好きだったりします。
最近は、一見、どこにも救いを見出せないような事件ばかり報道されてますが、
それでもこの世は悪いことばかりって訳でもないぜ!
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ルパンの消息 著者:横山 秀夫 |
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水谷修著『あした笑顔になあれ』を読み終わりました。
夜回り先生が、夜眠れない子供たちや、リストカットを続ける子供たちと向き合って得た子育て論を、主に大人たちに向けて書いた本です。
いろいろと興味を惹かれるお話があったんですが、その中に、
「人間は実体験を通じて人と触れ合っていかないと、こころが成長していかない。」
と言った記述がありました。
この説が正しいとすると、常日頃私が感じている「今の大人(30~40代)は、私が中高生の頃(約25年前)の大人に比べて幼い気がする。」という感覚も頷けます。
なぜなら、まず、我々世代は親の世代に比べて、圧倒的に兄弟の数が少ない。
また、核家族化が進み、祖父母との関わりが希薄。
さらには、近所づきあいが減って、地域の中の怖いおじさんや、優しいおばさんとの関わりが少ない。
といったことは間違いないでしょうから。
我々世代ですら既にそうなのですから、少子化が進んだ今の子供たちは更に深刻です。
私の経験から考えても、兄弟や従兄弟や友達と遊び、ケンカする中で、喜び、悲しみ、悔しさ、歯がゆさ、嫉妬など、人間として大切な様々な感情と出会い、いやおう無しにそれらをコントロールする術を身に付けていったように思います。
多種多様な人々と関わることで心は鍛えられ、ときに疲れたときには、祖父母や親戚や近所の大人たちの優しさに触れ、大自然や音楽に癒されたりしながら再び人間社会に揉まれる事の繰り返しで、成長して来た気がします。
水谷先生は、さらに次のようにおっしゃてます。
「子供たちの様子を知ることは案外簡単です。まずは子供の目を見つめてください。瞳は輝いてますか。力強い視線で見つめ変えしてくれますか。」
社会問題化している子供たちの心の闇を照らすために、社会人としてこれぐらいのことはできそうに思いました。
しかし、目を見つめるべき子供たちが周りにいません。
せいぜい、田舎に帰ったときに、甥っ子、姪っ子の目でも見てやるとしますか。
でも、果たして、帰省できるくらいに身体が回復するまでの間、彼らが子供のままでいてくれるでしょうか。。。
最後に、もう一つ共感できた言葉を引用させて頂きます。
「教育というのは、本来、根のないところや種がないところで、無理やり伸ばそうとすることではありません。 その子が自ら自分の可能性はどこにあるのか、自分の明日への種はどこにあるのか、それに気づくまで待つことです。」
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あした笑顔になあれ 夜回り先生の子育て論 著者:水谷 修 |
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伊集院静著『駅までの道をおしえて』を読み終わりました。
それぞれの物語に、野球が微妙に関わっている9つの短編集です。
まったりと楽しませて頂きました。
ちなみに私は、一番最後の「チョウさんのカーネーション」を一番気に入りました。
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駅までの道をおしえて 著者:伊集院 静 |
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川上弘美著『パレード』を読み終わりました。
図書館で、何気なく手にした本です。
子供向け絵本のような感じで書かれてますが、大人向けなのではないかと思いました。
ツキコさんと言う名の主人公が、小学三年生の頃の思い出を、センセイと呼ばれてる人に話すのですが、その思い出話の中に、ゆう子ちゃんという子が出てきます。
ゆう子ちゃんは、クラスの女子からハバ(のけ者)にされてしまいます。
ツキコさんも、無意識のうちにゆう子ちゃんを避けている自分に気づきますが、どう対応してよいかわからず、幼心を痛めるというようなお話です。
私の少年期を思い出してみても、どうも昔から女の子の集団は、そういうことをする場合があるようです。
しかも、女子の場合はそれが周りからは解りにくいような気がします。
男子の場合には、シカトという形のイジメは記憶にありません。
あくまでも30年近く昔の、しかも私の体験上というごく限られた範囲内では、ということですが・・・。
最近の子供たちのことは、残念ながらわかりません。
けっきょく、読み終えても、センセイとツキコさんの関係は良く解らなかったんですが、あとがきを読んで解りました。
どうやらこの本は、同著者の『センセイの鞄』という本の番外編として書かれたようです。
そちらを読んでみないと、2人の関係は見えてこないようです。
『センセイの鞄』も機会があったら読んでみようと思いました。
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パレード 著者:川上 弘美 |
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センセイの鞄 著者:川上 弘美 |
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ニコラス・スパークス著『メッセージ・イン・ア・ボトル』を大野晶子さんの訳で読み終わりました。
一度結婚を経験している男女のラブストーリーです。
女性(テレサ)の方は、旦那の不倫が原因で離婚し、12歳の男の子がいます。
男性(ギャレット)の方は、奥さん(キャサリン)を交通事故で亡くし、子供は居ません。
ギャレットは、キャサリンが死んだ後も彼女のことを忘れることができず、愛しのキャサリン向けに書いた手紙を瓶に入れて海に流しました。
その瓶をテレサが拾って手紙の内容に感動し、こんな手紙を書く男性に一度会ってみたいと、ギャレットの元を訪ねるところからラブストーリーに発展して行きます。
ギャレットもすぐにテレサに惹かれるんですが、キャサリンのことも忘れられずに、罪の意識に苛まれながらテレサとの関係を続けて行きます。
テレサは、そういうギャレットの気持ちをわかっているつもりなのに、ギャレットの思い出の中のキャサリンに嫉妬してしまいます。
そんな男女の心の葛藤が巧みに描かれてます。
私は、恋愛小説を好んで読む方では無いんですが、タイトルにロマンチックな匂いを感じたのと、THE POLICEの同名タイトルの曲が好きなので読んでみました。
案外面白かったです。
ちなみに、この小説は、ギャレット役にケヴィン・コスナーを配して、映画にもなっているようです。
| メッセージ・イン・ア・ボトル 著者:ニコラス スパークス |
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アリ・ジャン著『母さん、ぼくは生きてます』を読み終わりました。
戦乱のアフガニスタンから、命がけで日本にたどり着いた著者の体験談です。
男子が戦乱から家族を守る方法としては、武器を持って敵と対峙する方法と、一旦亡命して命を繋ぎながら勉強し、戦乱が落ち着いてから帰国して家族を助けるという方法がありますが、ジャン家では、上の兄2人が前者の道を歩み、アリさんは後者の道を選択したようです。
家族を置いての亡命は、どんなに辛かったことでしょう。
断腸の思いだったと思います。
この本に出会うまで、難民問題という言葉を聞いたことがあるだけで、難民だからといって、闇雲に受け入れるわけにも行かないし、何らかの基準を設けて、または国際基準に従って、その範囲内で受け入れるしか仕方ないよなぁ。
と漠然と思っているだけでした。
読み終えた後も、基本的にその考えは変わりませんが、この本を読んだ限りだと、アリ・ジャンさんのケースは難民と認定してもいいんじゃないかと思いました。
入国管理局サイドの言い分が書いてないので、なんとも言えませんが・・・。
なぜ認められないのでしょうか?
と思って、 Alijane アリ・ジャンさんの応援HPを除いてみたら、
「国側は2001年にアリジャンを難民と認定しなかったことは間違っていたと認めました!」
と書いてありました。
良かったですね。
でも、けっきょく何故間違ったのかが検証されてないと、国側というやつは、また同じ間違いを仕出かしそうです。
さらに、「難民と認定するか、在留特別許可を認めるか改めて調査する」
とも書かれてました。
間違いを認めたのなら、とっとと難民と認めればいいのに、何を調査するんでしょうか?
良く解りませんが、それでも支援者の方々の努力のお陰で、この本が書かれた頃よりは前進したようです。
アリ・ジャンさんの、医者になって祖国のために尽くしたいという夢がかなうことと、祖国に残られているご家族がご無事でおられることを祈るばかりです。
収容されてる外国人から「牢屋」と呼ばれている「東日本入国管理センター」で過ごされた7ヶ月間の体験を読んで、自由と希望を失った人間の悲惨さがひしひしと伝わって来ました。
自分の国のやってることなのに知らないことってけっこうあるんだな。
ということを改めて知らされました。
日本は、他の先進諸国と比べて、難民の受け入れ数が極端に少ないと聞いたことがあります。
このままだと、いざ日本沈没でも起きた日には、誰も我々を受け入れてくれないでしょう。
ただ、アメリカやオーストラリアなどは、そもそも、「飢饉や政治の混乱から祖国に居られなくなった難民たちが先住民族を侵略して作った国」と言えなくも無いなので、一概に比較できませんが・・・。
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母さん、ぼくは生きてます 著者:アリー・ジャン |
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石田衣良著『40-翼ふたたび-』を読み終わりました。
人生の半分が終わり、折り返し地点を迎えた40歳の男たちの物語です。
40歳にして大手広告代理店をやめ、フリーのプロデューサーになった吉松喜一を主人公として、7つの短編物語が展開されて行きます。
各短編には、様々な立場の40歳が登場します。
7つの短編の中では、1円企業を立ち上げて社長になった40歳のおたくが描かれた「われら、地球防衛軍」が面白かったです。
全体的に、私と同世代の人物達が描かれているため、共感できる部分が多く、なかなか楽しめました。
現実に、私の同世代の友人・知人たちも、人生の折り返し地点40歳を目前にした30代後半あたりから、様々な人生の転換点を迎え始めました。
離婚した者、 癌で亡くなった者、 白血病と闘い始めた者、 鬱病と闘い始めた者、 転職した者、 交通事故で亡くなった者、 自殺した者、 独身貴族を気取りながらどこかつまらなそうな者、 そして2年間の寝たきりから立ち直ろうともがいてる私・・・etc.
列挙してみると、どうにもいい方向に転換してる者は少ないように思いますが、亡くなってしまった者を別にすると、皆決して腐らず前向きに、それぞれが直面している現実と向き合っていることが救いです。
自分では成長していないように思えても、40年という人生を生き抜くうちに、案外降りかかった難局を乗り切るだけの経験と知恵がついて来ているのかもしれません。
男の厄年が数えの42歳に設定(?)されているのは、この難局をどう乗り切って人生後半に向かうかが試される時期だからなんでしょうか。
果たして、皆どんな50歳を迎えることになるでしょう。
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40 翼ふたたび 著者:石田 衣良 |
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イッセー尾形著『消える男』を読み終わりました。
イッセーさんの一人芝居は一度テレビで観て、いつか舞台を観に行ってみようと漠然と思ったまま行かずじまいでした。
本も書いていらっしゃるとは知りませんでした。
本の内容は、個人でコンピューター指導員の仕事をしている高山という40歳の独身男を主人公とした物語です。
最初のうちは、高山のお客にまつわるエピソードが1話ずつ展開されて行くだけのものなのかと思ってました。
第5話の「ドイツ人の靴修理屋」から真澄というホテトル嬢が登場し、高山の人生に彩りが添えられると、次第に味わい深いものになって行きます。
第7話の「お見合い騒動」からは、高山の母や兄も登場し、一気に高山という人物の人となりが明らかにされ始め、ますます高山から目が放せなくなって行きます。
読み進めて行くに従って引き込まれて行くストーリー展開で、けっこう楽しめました。
高山のその後を読みたくなりました。
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消える男 著者:イッセー尾形 |
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デイヴィッド・ヒル著『僕らの事情。』を田中亜希子さんの訳で読み終わりました。
不治の病、筋ジストロフィーと闘う15歳の少年サイモンにとって一番仲のいい友人である、ネイサンを主人公にしたニュージーランドのお話です。
恐らく初めてニュージーランドの小説を読みましたが、ニュージーランド文学も悪くないですね。
常日ごろ口の悪い冗談ばかり言って、明るく気丈に振舞っているサイモンは、他の子と何ひとつ変わらないその辺にいる普通の男の子です。
ただ一つ、筋ジストロフィーということを除いては・・・。
しかし、それは果てしも無く大きな違いでもあります。
この物語は、ネイサンの視点で書かれてますが、同じテーマがサイモンの手記という形で書かれた場合には、全然違った印象のストーリーになったことでしょう。
読み終えて、サイモンのクラスメイトは、きっと、人を殺したり、自殺に追い込む程の悪質なイジメをしたりしないんだろうなぁ、と思いました。
障害を抱える子とそうでない子が共に同じ学校で学ぶための努力が、もっと積極的になされてもいいのではないでしょうか。
障害を持つ側にとっては社会で自立するために、また、障害を持たない側にとっては「心の教育」のために、まさに今の世の中に必要なことだと思います。
むしろ、そうしたことに真剣に取組むことは、教師にとっても「心の教育」になるかもしれません。
障害の種類や重さにもよりますが、せめて障害を抱える側が希望した場合には、そうした機会が与えられる仕組みが用意されていてもらいたいです。
教育現場の苦労など何も知らない私だから言える理想論なのかもしれませんが・・・。
さて、この本の中で心に残ったシーンを、幾つか挙げておきます。
●急速に悪くなったサイモンについて話す、ネイサンとネイサンの母との会話より
ネイサン 「だけど、罪悪感を覚えるのと同時に、喜んでもいる。 ぼくは大丈夫でよかった、悪いところが何もなくてよかったって。」
母 「それでいいのよ。 だれだって喜ぶどころか、うれしくてたまらなくなるはずよ。 だってそのとき、この世界が急に、なんだかすばらしくて、きらきら輝いていて、すてきなことでいっぱいに思えてくるんだから」
さらに母「そうでしょう? 人は喜びと悲しみを同時に感じることができるの。」
●テレビのチャリティ番組『テレソン』について語るサイモンの言葉より
「『テレソン』はどんなことをしてる? おれたちをまるでよそ者みたいに扱ってるじゃねえか。 猫なで声を出しながら、こっちを『よそ者だ』って気分にさせるんだ。 『おれたちはなんてかわいそうなんだ。 けど、そのうちなんとかなるさ』って気分にさせる。 だけどなんとかなることなんてない。 おれたちはみんなと同じ世界がほしいんだ」
●ネイサンの気持ちより
「サイモンを見ると、自分がラッキーだと思うと同時に罪悪感を覚えて、他人にもっと親切にしたくなる。 しんせつ。 こういうときにこの四文字を使うのはなんだかいやな感じがする。」
●最後に、サイモンが国語の授業で書いた詩です。
まぶしい夏の日、ぼくはここにいる。
外には、きらめき輝く世界。
中には、車椅子に座るぼく。
日の光を浴びる葉を見て、遠くで笑う声に耳をかたむける。
むこうには、少年たち。
泳いで、波に乗って、女の子たちに笑いかける。
ここには、車椅子に座るぼく。
本を読んで、古い昼下がりの映画を見て、
部屋から部屋へ移動する。
友達が静けさを壊して、輝く世界からここにやってくる。
そのとき、ぼくの一部も壊れてしまう。
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僕らの事情。 著者:デイヴィッド ヒル |
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浅田次郎著『月のしずく』を読み終わりました。
平凡な人たちの、決して平凡でない7つの物語です。
浅田作品を読むのはこれが初めてでした。
心理描写、情景描写ともに巧みに表現されていて、けっこう面白かったので、近いうちにまた別の浅田作品を読もうと思いました。
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月のしずく 著者:浅田 次郎 |
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高樹のぶ子著『せつないカモメたち』を読み終わりました。
女子中学生アヤと、子なしバツイチ36歳の女性ウラさんとの関係が中心の物語です。
アヤは、死後の世界や悪魔に興味を持ったり、連続児童殺傷犯の宅間守を崇拝したり、リストカットを繰り返したりして、自殺および殺人願望の強い子供です。
アヤは、最初の頃いじめを受けてましたが、いじめっ娘を逆に集団で自殺に追い込みます。
高樹のぶ子さんが、この難しいテーマをどう決着させるのか、とても興味があり、一気に読むことができました。
この本を読みながら、全編を通して、
登場する大人どもよ、しっかりしろよ!
と喝を入れたくなりました。
でも、読み終えた後に、私がこの物語の当事者だったとしたら、何が出来たか、どうすればベストか考えようとしましたが、良く解りません。
なぜなら、中学生、高校生という不安定な世代の子供たちと、もう何十年も、ろくに接したことが無いからです。
自分の中学生時代の気持ちを思い起こして、アヤの気持ちを想像してみましたが、それでも理解するには程遠い気がしました。
私が中学生だった25年くらい前と今の中学生とでは、何か変わったのでしょうか?
変わってないものは何でしょうか?
軽い自殺願望なら私にもありました。
高校の時には、実際に自殺した先輩と同級生が1人ずついました。
原因は、2人ともイジメではありませんでした。
ただ、イジメは存在してました。
でも、人を殺そうと思ったり、凶悪犯を崇拝したりはしませんでした。
リストカットを繰り返す友人も知ってる範囲では居なかったと思います。
そもそも、子供たちの模範となるべき大人たちが先に変わったのかもしれません。
子供社会は大人社会を反映してるとも言いますし・・・。
私が中学生だった頃の40代と、今の40代は何か違うのでしょうか?
この質問になら応えられそうです。
中学生の頃には40代と接してましたし、今まさに40代ですから。
今の40代は精神年齢が良く言えば若々しく、悪く言えば幼い気がします。
いや、その言い方はちょっと違うかな。
精神年齢が若々しく感じる人と、幼く感じる人が居ると言うべきでしょうか。
でも、自分が40代に到達したからそう感じるだけかもしれませんね。
中学生当時の目から見た40代と、実際40代になって同世代を見渡したのとでは、目の付け所なども違うでしょうから。
やはり、今の40代も、今の中学生の目で見たら、シッカリした大人に映るのかもしれません。
けっきょくは、何が何だか良く解らない話になってしまいました。
たまには中学生と話してみるのも面白そうだなと思いましたが、そんな機会は今のところ無さそうです。
おっと、そう言えば姪がもうすぐ中学生でした。
もう少し動けるようになったら、顔でも見に行ってやるか。
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せつないカモメたち 著者:高樹 のぶ子 |
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東野圭吾著『探偵倶楽部』を読み終わりました。
タイトルが「探偵倶楽部」なので、シャーロックホームズや明智小五郎のような探偵が主役の推理小説かと思ってましたが、そうではなく、依頼人側が主役の短編が5話で構成されてます。
探偵は、名前も明かされてなく、いつも無表情で事務的な態度が強調されており、そのことが余計に、依頼者やそれを取り巻く人物側にスポットを当てる形になってます。
常に意外な結末が用意されてて、こういう推理小説はけっこう好きです。
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探偵倶楽部 著者:東野 圭吾 |
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昨日、2年ぶりに外食できたのが嬉しくて、今日も行って来ました。
昨日と同じラーメン屋に。
昨日は余裕が無くて気づかなかったんですが、本棚に漫画本がいくつか置いてありました。
その中に、懐かしい、ちばあきおさんの「プレイボール」が全巻揃っていました。
ラーメンを待ちながら、また、食べながら最初の方を読みました。
今日は、中学時代に傷めた指のせいで、野球を諦めてサッカー部に入ってがんばってるところまででしたが、昔読んだストーリーが思い出されました。
格段に力が上の相手と戦っても、何とかしてやろうとあがく谷口君の姿に憧れてました。
相手投手の剛速球にかすりもしないのに、まずは当てるためにどうするか?
当たるようになれば、今度はどうやったら前に飛ぶか?
前に飛ぶようになると、次にはどうやってヒットにするか?
試合を投げず、今、何をなすべきかということだけに、懸命に頭と身体をフル回転させる姿は、味方に勇気と自信をもたらすと同時に、相手チームをどんどん追い込んで行きます。
決して諦めることのない墨高ナインに、怒涛のラストスパートで優勝にわずかな望みをつないでいるタイガースナインがダブリました。
暫くは、ラーメン屋に行くのが楽しくなりそうです。
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プレイボール (1) 著者:ちば あきお |
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横山秀夫著『出口のない海』を読み終わりました。
この小説は、佐々部清監督の手によって映画化されており、「半落ち」以来の横山&佐々部コンビの作品となってます。
現在上映中なので、中身については詳しく述べないことにしますが、第二次世界大戦中の人間魚雷「回天」に搭乗して死んで行った一人の男を中心とした物語です。
第二次世界大戦における日本の悲劇として語り継がれているものとしては、民間人を巻き込んだものでは、広島・長崎の原爆投下、沖縄の地上戦、東京大空襲、ソ連軍の侵攻などが主に挙げられますが、日本軍の悲劇の中では、神風特攻隊とこの人間魚雷にまつわる物語が一番せつなく、やるせない気持ちにさせられます。
それは、この本にも書かれてますが、人としての感情を捨てて兵器の歯車になりきらなければ成立しえない「必死隊」だからでしょう。
戦争体験の無い作者が、持ち前の想像力を駆使して、揺れ動く当時の人々の心を上手く表現していると思います。
読みながら、思い切り感情移入してしまいました。
最終兵器「回天」という名の棺桶に詰め込まれ、兵器の歯車として死んで行くなんて絶対に嫌じゃ~!
でも、
敵国にみすみす上陸され、文化・伝統を、郷土を、家族を、土足で踏みにじられるのも嫌じゃ~!
では、こうなる前に、戦争になる前に、ならないようにするしかありません。
そのためには、素人の思いつきで申し訳ありませんが、地球上の軍事組織を1つにするしかないように思います。
実現に向けては様々な問題があるでしょう。
問題点が国によって違うでしょう。
しかし、その問題の1つ1つが本当に人の命より大切なことかということを、いちいち問いかけてみるという作業を初めてみる価値はあるように思います。
果たして、人の命より大切なものはあるのでしょうか?
2度も世界大戦を経験して、嫌という程戦争の悲惨さを味わったので、そろそろ次のステージに進みましょう!
難しい問題は、シンプルに考えるのが一番です。
あなたは、次のものを守るために自分の命を捨てることができますか?
意地、プライド、夢、希望、仕事、趣味、自然、思想、宗教、文化、伝統、財産、国家、故郷、土地、家、隣人、友人、恋人、親戚、ペット、祖父母、父親、母親、兄弟、奥さん、旦那さん、子供。
どれならOKですか?
また、これらのもの(+自分の命)を守るために人を殺めることができますか?
これらのものを守るために自分の愛する息子を死地に送り出せますか?
「このような大切なものを守るために命を失くしては意味が無い」
と言う人がいるかもしれません。
逆に、
「このような大切なものを失くしてまで生きていても意味が無い」
と言う人もいるかもしれません。
この本は、戦争になると嫌でも、何のために死ななければいけないのかという問題と向き合わざるを得ないということを改めて教えてくれました。
いや、戦争になってからでは遅すぎます。
憲法改正論議は、このようなことを真剣に考えるにはいい機会かもしれませんね。
でも、その議論を世界規模に拡げなければ最終的に戦争は無くなりません。
それができるのは、唯一の核被爆国で、曲がりなりにも平和憲法を60年以上守ってきた日本かもしれません。
この本にも載ってた歌( 同期の桜.)ですが、去年亡くなった叔父が、酔っ払うとたまに歌っていたのを思い出しました。
ただ、叔父が歌っていたのは、リンク貼らせて頂いた歌詞のように、小説では「回天隊」となってるところが「兵学校」だったように思います。
貴様と俺とは 同期の桜 同じ回天隊の 庭に咲く
咲いた花なら 散るのは覚悟 見事散ります 国のため
(関連記事) 〓さざまるの雑記〓: 池上彰著『そうだったのか!アメリカ』.
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出口のない海 著者:横山 秀夫 |
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奥田英朗著『イン・ザ・プール』を読み終わりました。
精神科医の伊良部先生のもとを訪れた5人の患者たちの物語です。
1人目は、プール依存症の出版社で働く男性
2人目は、勃起し続ける営業マン
3人目は、ストーカーにつけられてると思い込んでいるコンパニオン
4人目は、携帯メール依存症の男子高校生
5人目は、出かけた後で、タバコの火を消したか気になって仕方ないルポライター
2人目以外は、ともすれば軽めのものなら誰もが経験しそうなことばかりです。
患者たちが、ある意味普通でない伊良部先生に接することによって、最後には病気が治ってしまいます。
まあ、病気と言うよりは、少し大げさな悩みと言った感じかもしれませんが・・・。
伊良部先生の態度は意図してなのか、偶然なのかは明らかにされてませんが、意図してたとしたら、余りにもできすぎなので、偶然うまくいった5人の例だと受け取りました。
なかなか可笑しいお話でした。
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イン・ザ・プール 著者:奥田 英朗 |
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佐藤雅彦、竹中平蔵共著『経済ってそういうことだったのか会議』を読み終わりました。
何年かに1度、経済の入門書的な本を読んでおきたくなるときがあります。
ともすればアメリカ的資本主義社会の荒波に飲み込まれてしまいそうな昨今、そのような漠然とした不安から、自然とそういった本を欲するのかもしれません。
今回、久し振りにそういった気持ちが湧いてきて、手にした本は6年前に書かれた当書籍でした。
期待通り、経済活動の意義を振り返りながら、それでいてさらりと読めるわかりやすい内容になってました。
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経済ってそういうことだったのか会議 著者:佐藤 雅彦,竹中 平蔵 |
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J・D・サリンジャー著『ライ麦畑でつかまえて』を読み終わりました。
野崎孝さんが訳したものと、村上春樹さんが訳したものが有名らしいんですが、野崎さんが訳したものを読みました。
ニューヨーク出身の高校生、ホールデンの、とある数日の物語です。
少年から大人になる過程で誰もが直面する心の葛藤が、一人称で書き進められてます。
器用に大人化して行く友人、異性との関わり、親との関係などに加えて、弟の死が混乱に拍車をかけます。
大人になるためには自分も変わらなければいけないことは解っていながら、変わってしまう自分が怖くもあり、自分の中でうまく折り合いが付けられないようです。
ただ、残念ながらホールデンは、その葛藤を、暴力的行為に出たり、他者へ相談するというように外向きに発散する方法を取ることができず、自分だけで消化して行こうとして心の中で混乱を深めてしまった感があります。
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ライ麦畑でつかまえて 著者:J.D.サリンジャー,野崎 孝 |
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木村元彦著『オシムの言葉』を読み終わりました。
著者の木村氏は、元々サッカー関係者でなく、アジア、東欧の民族問題を中心に取材・執筆活動をされているノンフィクションンライターなので、オシム監督を語る上で欠かせないユーゴスラビアの紛争の歴史なども正確に記述されていて、興味深く読むことができました。
民族紛争といった恵まれない環境で実績をあげたオシム氏が、恵まれすぎた環境で成長してきた日本サッカー界に足りないものを注入してくれるのか、
はたまた、そんなオシム氏のやり方は、平和ボケした日本サッカー界には合わないのか。
プロスポーツにおいては、結果が全てなので、2~3年後を楽しみに待ちたいと思います。
ちなみに本書は、良い結果を充分期待できそうな内容になってます。
この本に出てくるオシム語録の中から、興味を惹かれたものを幾つか挙げておきます。
「君たちはプロだ。 休むのは引退してからで十分だ。」
「ライオンに追われたウサギが逃げ出す時に、肉離れをしますか?
準備が足らないのです。」
「無数にあるシステムそれ自体を語ることに、いったいどんな意味があるというのか。
大切なことは、まずどういう選手がいるか把握すること。
個性を活かすシステムでなければ意味がない。
システムが人間の上に君臨することは許されないのだ。」
「今の世の中、真実そのものを言うことは往々にして危険だ。
サッカーも政治も日常生活も、世の真実には辛いことが多すぎる。
だから真実に近いこと、大体真実であろうと思われることを言うようにしているのだ。」
インタビュアーからの
“監督は目も覆いたくなるような悲惨な隣人殺しの戦争を、艱難辛苦を乗り越えて来られました。
試合中に何が起こっても動じない精神、あるいは外国での指導に必要な他文化に対する許容力の高さをそこで改めて得られたのではないか?”
との問いに、
「確かにそういう所から影響を受けたかもしれないが・・・。
ただ、言葉にする時は影響は受けてないと言ったほうがいいだろう。
そういうものから学べたとするのなら、それが必要なものになってしまう。
そういう戦争が・・・。」
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オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える 著者:木村 元彦 |
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司馬遼太郎著『空海の風景(上・下)』を読み終わりました。
「弘法も筆の誤り」で有名な弘法大師こと空海ですが、この本を読む前の私の知識は、真言宗という密教を体系立てたということと、日本史の中に登場する人物の中で、群を抜いて天才と言われていることぐらいしか知識がありませんでした。
そんな状態でこの本に取り組んでみて、正直難しかったです。
先に、空海伝説のようなものに接してでもいれば、もう少し興味を持って読み進められたと思うのですが・・・。
ただ、以下のようなことは、読み取ることができました。
空海は、唐に留学したときに、恵果(えか)という人に正密(体系化された密教)を伝授された。
密教は、金剛頂経系と大日経系の2つがインドから唐に伝わってきたが、恵果は、両方を修得した唯一の人。
空海は、この恵果に見込まれて、この人から正密を伝授されたおかげで、日本に帰ってから最澄より常に一歩先んじることができた。
あと、後半で語られる、空海と最澄と弟子の泰範を絡めた人間模様は、面白かったです。
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空海の風景〈上〉 著者:司馬 遼太郎 |
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空海の風景〈下〉 著者:司馬 遼太郎 |
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2-3でまたまた広島に逆転負けです。
シーツがホームランを含む4安打と当たりまくったんですが、その前を打つ1、2番が9回打席に立って、1度も出塁できなかったのが痛かったです。
8回表のシーツの暴走も残念でした。
安藤は、ヒット打たれながらも粘って投げてたんですけどね。
久し振りのJFK揃い踏みのはずだったんですけどね。
8回裏に久保田劇場にて、前田から逆転ツーランを浴びてしまいました。
9回表はワンナウトから、矢野、藤本が粘って1、2塁のチャンスを作ったので、
ヨッシャ代打リンや!
っと思ったのですが、そうでした。
リン君、広島に連れて行ってもらえてませんでした。
そして、片岡、赤星が倒れてゲームセットでした。
あまり書くこともないので、最後に、最近読んで面白かった本の話などを少々書いてみます。
市田実さんの「琉球ボーイズ」と言う本です。
1962年米軍統治下の沖縄で、駐留米軍に混じって、慰問試合に来た大リーグのデトロイト・タイガースと戦った4人の沖縄の男たちの物語(ノンフィクション)です。
地上戦でボロボロの焼け野原になった状態から長い米軍統治下、という最悪な状況下でも野球を続けた男たちの姿から、改めて野球というスポーツの魅力と魔力に触れることができました。
この本の主役は、今日のJSPORTSで解説されてた安仁屋宗八さん(広島→阪神→広島)が子供の頃憧れていた職域野球の選手たちということもあり、安仁屋さんの談話なども良く出てきます。
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琉球ボーイズ―米軍統治下の沖縄に大リーガーを本気にさせた男たちがいた 著者:市田 実 |
<虎戦士たちへ>
せっかく最高の環境で野球やってんだから、もっとひた向きに、ガムシャラに野球を楽しんでや~!
安倍晋三著『美しい国へ』を読んで見ました。
内政問題を語る「少子国家の未来」と「教育の再生」の章には多少方法論も書かれてますが、
外交問題を語る「自立する国家」と「ナショナリズムとはなにか」と「日米同盟の構図」と「日本とアジアそして中国」の章は、今までのことがメインで、これからのことまでは、あまり言及されてません。
外交問題は、相手があることなので、相手の事情によっても変えて行かなければならないため、今後どう取組んで行くか、一方的に書いても無意味だからでしょうか。
ざっと読んだところでは、日本の将来を憂いてる気持ちは伝わって来ましたが、靖国参拝どうするのかとか、拉致問題どう解決して行くかなどについては書かれてなかったので、マスコミ中心に政策論争を盛り上げてもらって、明らかにして欲しいです。
あと、各論の中で気になった点ですが、教員免許の更新制度については、行き過ぎないように注意してもらいたいと思います。
わいせつ教師など、社会人として、また人間としておかしなことになってしまってる教師を見極めるだけのものにとどめて欲しいです。
そうでないと、それでなくても視野の狭い教師という人種を、さらに画一的なものにしてしまいかねない危険性があります。
大人の目から見てダメ教師に映る教師から、人生勉強をすることが多くあります。
私の体験から考えると、むしろ、その方が多いと言っても過言ではないくらいです。
教師の多様化を図る意味では、異分野の人材の中途採用には賛成です。
すでに次期首相は安倍さんに決まった感がありますが、ぜひ政策論争をやってもらって、それに対する国民の反応を政策に反映してもらいたいものです。
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美しい国へ 著者:安倍 晋三 |
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久坂部羊著『無痛』を読み終わりました。
基本的に推理サスペンス小説です。
【刑法三十九条】
「心身喪失者の行為は、罰しない。 心身耗弱者の行為は、その刑を軽減する」
刑法三十九条の必要性と限界が、この小説の最大のテーマとして早瀬刑事の口を通じて問いかけられてます。
また、医者の為頼は、多くの患者を診てきた経験から、いつしか人の外見を見ただけで、その人のかかえている病気が判るようになったという特殊能力を備えてます。
そして、その病気が治療可能か不可能かということまでも・・・。
この辺のところは、前回読んだ「廃用身」でもテーマになっている、医療の限界がここでも取り上げられてます。
また、先天性無痛症の人物が、重要な意味を持って登場してくることも、特徴的なところです。
敢えて障害をもっている人物を登場させることで、重大なテーマについて問いかけているのは解りますが、あまりにもえぐい描写に関しては、そこまで表現する必要があるのかよと言いたくなりました。
あと、為頼は、病気だけでなく、どんな犯罪を起こしそうかということまで、外見だけでわかるという設定ですが、それはいくらなんでも設定に無理がありすぎと思いました。
ただ、何年か前にテレビの特集で、アメリカの凶悪犯罪者を収容している刑務所の特集を見たのを思い出しました。
そこに収容されてる囚人のかなりの確率の人が、幼少期に頭に大怪我をした経験があるということでした。
だとしたら、親がどんなに素晴らしい教育をしても意味ないじゃん、と思った記憶があります。
どうなんでしょう?
リンク: 〓さざまるの雑記〓: 久坂部羊著『廃用身』.
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無痛 著者:久坂部 羊 |
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廃用身 著者:久坂部 羊 |
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野口嘉則著『鏡の法則』を読み終わりました。
サブタイトルは、「人生のどんな問題も解決する魔法のルール」となってます。
こ手の話は、なかなか素直に受け入れられないで来ました。
少し種類が違うかもしれませんが、母親が相田みつをさんに凝ったときも、
「当たり前のことをもっともらしく筆と墨で書いてるだけやん!」
と思った程度でした。
最近では、そのこと自体が素晴らしいということもわかる年にはなってきましたが・・・。
今回は、この手の本、読まず嫌いということもあるかもしれないので、たまにはいいかと思い、読んでみました。
その他の動機として、
アマゾンの「なか身!検索」で、書き出しを読んで、
「自分の子供がイジメに会っていることを知ったときに、どうしますか?」
というようなことが書かれていたことに興味を持ったということもあります。
また、著者が管理されているブログに2~3面白い話を見つけたということもあります。
前置きが長くなりましたが、内容はというと、本文の中からそのまま引用させて頂くと、
「現実に起きる出来事は、一つの『結果』です。
『結果』には必ず『原因』があり、
その原因は、あなたの心の中にあるのです。
つまり、あなたの人生の現実は、
あなたの心を映し出した鏡だと
思ってもらうといいと思います。」
というようなお話です。
特に、『許す』ということの重要性が説かれてます。
自分を『許す』ということ、家族を『許す』ということ、他人を『許す』ということ。
それが、重要だとわかっていても、なかなかできることではありません。
ただ、この本には、実行するための具体的な手順まで書かれてます。
そこが、いわゆる説法とは違い、コーチングと称されるゆえんでしょうか。
たまにはこの手の本に触れるのもいいかな、
と思えたのは、私も年を取ったということでしょう。
でも、本の帯のように、
「読んだ人の9割が涙した!」
っていうのは、ちょっと言い過ぎ!
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鏡の法則 人生のどんな問題も解決する魔法のルール 著者:野口 嘉則 |
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石田衣良著『波のうえの魔術師』を読み終わりました。
大学生の主人公が、妖しい老人に相場師のノウハウを叩き込まれ、最後には、詐欺まがいの手口で庶民を苦しめる「まつば銀行」に一泡吹かせると言った物語です。
この「まつば銀行」の卑劣さを読んで、以前、職場のSさんが、
「アコギな商売にはいろいろあるけど、サラ金なんかより銀行員の方がよっぽどたちが悪い。
サラ金社員は、世間から叩かれてるだけに、自分たちのやってる悪を自覚してるけど、銀行マンは自覚が無いだけに困ったもんだ。
そのうち膿が吹き出るぞ!」
と言っていたのを思い出しました。
当時、日本はバブルに向かって駆け上がっている真っ最中で、銀行マンがエリートともてはやされ、就職希望ランキングでも大手都銀がトップに顔を揃えるといった状況だっただけに、Sさんの言っている意味がサッパリ解らず、半信半疑の相槌を打ってました。
バブル崩壊後、手のひらを返したような中小企業への貸し渋りを目の当たりにして、今ならSさんの言ってた意味も解りますが、あの浮かれた時代に、そのように考えることができていたなんて、Sさん凄いです。
宝塚おたくの変わった人でした。
本の感想とは全然違った話になってしまいました。
石田作品を読んだのは、「うつくしい子ども」に続いて2作目ですが、私には「うつくしい子ども」の方が面白かったです。
リンク: 〓さざまるの雑記〓: 石田衣良著『うつくしい子ども』.
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波のうえの魔術師 著者:石田 衣良 |
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うつくしい子ども 著者:石田 衣良 |
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さだまさし著『本気で言いたいことがある』を読み終わりました。
特別にさださんのファンと言う訳ではありませんが、たま~に、さださんの優しい歌声に触れたくなるときがあります。
特に「絵はがき坂」、「セロ弾きのゴーシュ」、「木根川橋」などいいですね。
私が中学生の頃は、恥ずかしくて「さだまさしの歌いいなぁ」などとは言えなかったものです。
女っぽいとか、暗いといったイメージがありましたから。
さて、この本は、54歳になられた著者が、子供たちに言い残しておきたいことについて書き綴られたものです。
内容としては、共感できるところが多かったですが、「今の世の中は、僕の好きな日本とは余りにも違ってきてしまった」と振り返られているのには、少し寂しい気がしました。
良くなった面も、悪くなった面もあると思うのですが・・・。
ただ、日本が悪くなった面を、アメリカの文化やシステムなどのせいには決してしないで、全て日本自身が選択して歩んできた結果だというトーンで書かれているのには、「ハッ」と気づかされるものがありました。
私などは、日本人の心が失われたのは、敗戦のため、アメリカ的資本主義を押し付けられた結果だとか、開戦したのもアメリカに仕向けられてやむを得ずといった思考レベルから抜け出せないでいました。
いつまでも人のせい(アメリカのせい)にしているうちは、成長もないですからね。
そろそろ、アメリカコンプレックスから卒業する時期かもしれません。
止むを得ない事情にしろ、断腸の思いであれ、受け入れる選択をしてきたのは日本自身なのですから。
また、この本では、ほとんど問題提起に終わっており、だからどうすべきかについては明言されておりません。
どうすべきかは、それぞれが、自分の置かれた立場で考えて行動するべきと言うことでしょうか。
ちなみに、さださん自身は、音楽家という職業を通じて、「炭坑のカナリア」または「平和を考える入り口に立つ門番」でありたいとおっしゃられてます。
この手の本を、「単なるおやじの小言」と捉えるか、「人生の先輩の問題提起」と受けとめるかは、読んだ人次第でしょう。
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本気で言いたいことがある 著者:さだ まさし |
| 風見鶏 アーティスト:さだまさし |
| 夢供養 プライス・ダウン・リイシュー盤 アーティスト:さだまさし |
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池上彰著『そうだったのか!アメリカ』読み終わりました。
ベルリンの壁崩壊とともに東西冷戦が終結して17年、湾岸戦争、9.11同時多発テロ、イラク戦争を経て、今後世界はどこに進んで行くのか、これから30年くらいでなにかしら見えてくるのではと考えてます。
世界平和を目指して、各国がお互いを尊重し合いながら、ひとつにまとまる方向に向かうのか!
はたまた全面核戦争に突入し、人類滅亡の道を突き進むのか!
前者に向かうためには、国連軍や多国籍軍のような甘っちょろいものではなく、「地球防衛軍」または「国際警察」とでも呼ぶべき世界唯一の軍事組織を確立するしかないのではないかと漠然と思うときがあります。
世界共通の大義であるはずの「人命尊重」思想に基づく「国際法」の下に活動する軍事組織です。
それを実現するためには時代遅れの帝国主義国家「アメリカ」に、世界共通の大義を突きつけ、大国であるがゆえに世界動向が見えてないこの国をいかに説得するかが最大の課題となるでしょう。
最大の軍事大国アメリカにとって、この軍事力を手放すことは、江戸城明け渡しに踏み切った徳川慶喜並みの断腸の思いを強いることになるでしょうが・・・。
そんなアメリカに今更ながら興味が湧き、ドシロウトでも簡単に読めそうなこの本を手にしました。
内容は、さすがNHKの「週刊こどもニュース」でわかりやすい解説がお馴染みだった著者だけあって、具体例が盛りだくさんで、テーマの割にはすらすらと読み進めることができました。
読み終わって、国の生い立ちから合衆国という形態まで、世界でも類を見ない特殊な国家であることを再認識することができました。
説き伏せるには手強そうですが、違う意味で特殊な国である北朝鮮などを説得するよりは、アメリカのほうが、理で動くという面が強いだけに、何とかなるかもしれません。
でも当面は、アメリカよりも先に北朝鮮を何とかすることの方が先決ですが・・・。
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そうだったのか!アメリカ 著者:池上 彰 |
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吉田義男著『阪神タイガース』読み終わりました。
2003年の優勝が決まった頃に出版された本で、そのときに読みそびれてから、ついつい今まで読まずに来てしまいました。
半世紀以上をタイガース一筋で活躍されてきた著者だけに、文面にタイガースへの愛情が溢れてます。
私が産まれる前の貴重な話から、85年優勝時のエピソードまで盛りだくさんで、ファンにはたまらない一冊となっております。
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阪神タイガース 著者:吉田 義男 |
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重松清著『流星ワゴン』読み終わりました。
どうにも読みながら、むず痒い気持ちに包まれ、あまり気持ちのいいものではありませんでした。
38歳の主人公が、こじれたままの父親との関係と息子との関係を、事故で死んだのに成仏できないままでいる義理の父子の霊の力を借りて修復して行くという物語です。
臨終直前の主人公の父親の魂が、38歳の頃の父親の姿となって、主人公の前に現れるのですが、ぶっきらぼうだったはずの親父がやたらフレンドリーで、気持ち悪かったです。
これでは、もはや親父ではなく、違う人格です。
著者は、親父や息子が自分と同じ年で存在できたら友達になれただろうか?
とか、もっと親父にいろんなことを聞いておけば良かったとか思ってこの小説を書いたようですが、そう簡単に行かないから父子なんです。
私は死んだ親父に聞いておきたかったことは、ほとんどありません。
強いて挙げるとすれば、私の名前を付けた理由と、いまわの際に微かに唇を動かしたのは何を言いたかったのかということぐらいです。
ただ、私にも息子がいたら、また違った感慨を持ってこの小説を受け入れられたかもしれませんが・・・。
ちなみに重松作品を読んだのは、「エイジ」「ビタミンF」に続いてこれで3作目ですが、私は「エイジ」が一番好きです。
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流星ワゴン 著者:重松 清 |
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エイジ 著者:重松 清 |
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ビタミンF 著者:重松 清 |
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ダン・ブラウン著『ダ・ヴィンチ・コード』読み終わりました。
殺されたお爺ちゃんの残したダイイング・メッセージに隠された暗号を解読しながら、キリスト教の謎に挑んでいく孫娘と象徴学者(?)の物語です。
ストーリー展開が速く、一気に読み終わりました。
キリスト教や聖書に精通していれば、もっと面白かったと思います。
ミステリー小説としてはそこそこ楽しめたのですが、無宗教国家の日本でベストセラーになったり、映画がヒットしたりするなど、一大ブームになっているのには驚きです。
私もそうですが、国によっては上映が制限されるなどの話題性で、読んだり映画を観たりした人が多いのではないでしょうか。
個人的には、同じミステリーでも、日本文化に即したものや、舞台も日本中心のものの方が、感情移入しやすく、惹き込まれて、もっと楽しめるような気がします。
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ダ・ヴィンチ・コード(上) 著者:ダン・ブラウン |
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ダ・ヴィンチ・コード(中) 著者:ダン・ブラウン |
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ダ・ヴィンチ・コード(下) 著者:ダン・ブラウン |
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ピーター・リンチ/ジョン・ロスチャイルド著『ピーター・リンチの株で勝つ』を読み終わりました。
非常にオーソドックスな株式投資本だと感じました。
内容は、私が株式投資を始めて半年間で接した雑誌や株本で目にした事柄の域を出ず、目新しい話はありませんでした。
株を始めた直後か、2~3年後くらいに読めば、良かったかもしれません。
ただ、スイングトレードやデイトレードなどのネットを利用した株取引本が溢れている昨今、昔ながらの手法を再確認することは、有意義なことでした。
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ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け 著者:ピーター リンチ,ジョン ロスチャイルド |
久坂部羊著『廃用身』を読み終わりました。
「廃用身」とは、医学用語で、脳梗塞などの麻痺で回復の見込みがない手足のことだそうです。
この小説のテーマは老人医療であり、内容は廃用身となった手足を切り取ってしまおうというショッキングなものです。
廃用身の切断によるメリットは、
・体重が減るため、介護者の負担が激減する。
・本人にとってもリハビリの辛さから開放され、残されたまだ動く手足を使って生きることに注力できる。
・廃用身に感じる痛みから解放される。
ということだそうです。
西洋医学の合理的な理論を突き詰めた恐ろしい発想です。
しかし、そもそも西洋医学理論そのものが恐ろしいことだとも言えます。
手術と称して、畏れ多くも人間様の身体を切り刻むのですから・・・。
著者が、あえてこのようなショッキングな内容で処女作に挑んだのは、老人医療の悲惨な実態を訴えるとともに、医者が医療の現場で感じている「畏れ(おそれ)」についても言及したかったのではないでしょうか。
この物語はもちろんフィクションですが、前半部分が医療レポートのような書き方で進んで行くことと、著者自身が現役の医者であるという事実が、リアルさを演出しています。
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廃用身 著者:久坂部 羊 |
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岡野雅行著『人のやらないことをやれ!』読み終わりました。
岡野工業株式会社の代表である著者の人生哲学が詰まった一冊です。
この会社は、従業員6人の下町の町工場で、多くの世界で初めてという製品を産み出して来ました。
主な世界初は、「痛くない注射針」、「携帯のリチウムイオン電池ケース」、「カラオケマイクの網」などです。
今は、「アルコールで走る自動車」、「飲み口の広い缶ビール」に取組んでいるそうです。
本の内容は、がんこ親父の生き様のような感じで、面白かったです。
浅草や千住あたりの飲み屋で出くわす親父と言ってることは似ているので、いまだ現役でヒット製品を産み出し続けている著者と、一線から引退して飲み屋で昔話を語る親父と何が違ったのか、ヒントを探しながら読み進めました。
著者によると、若い頃に徹底して遊んだことと、自分を貫き通すといったところでしょうか。
著者は、この本の中ででもテレビなどでも、「職人だって弁が立たなければ商売として成り立たない」と言われてますが、読み終わって、根っからの職人さんなんだなあということが伝わってきました。
昨今のIT系社長の話は脳に響いてきますが、著者のような職人の話は心に響いてきます。
リアルな世界で勝負し続けているからでしょうか?
それとも73年間という年輪の深さのせいでしょうか?
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岡野雅行 人のやらないことをやれ!―世界一の技術を誇る下町の金型プレス職人、その経営哲学と生き方指南 著者:岡野 雅行 |
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乃南アサ著『凍える牙』読み終わりました。
この小説は、婦人警官と熟年刑事のサスペンスです。
いきなり、深夜のファミレスで一人の男が燃え始めるという事件から始まったので、衝撃的な出来事がテンポ良く展開されることを勝手に期待して読み進めました。
が、人物や情景描写が丁寧で、「」などの口語体も少なく、期待していたものとは違う印象でした。
次に乃南作品を読むときは、そのつもりで読みたいと思います。
内容としては、サスペンスものの中に、女性蔑視問題がテーマとして絡められており、そのことが物語に厚みを増しています。
入社した頃、同期の女子社員からは女としての仕事のやりにくさを、上司の管理職からは女性社員の扱いにくさを愚痴られ、閉口したことが思い起こされました。
超男社会である刑事は、女性にとってはいっそう働きにくく、男にとっては女性を扱いにくい場所なんでしょうね。
あと、ウルフドッグをバイクで追跡すると警察が計画した話には驚きました。
バイクで走れないとこに逃げられたら終わりやん!
けっきょく、追跡は成功するのですが・・・。
ちなみに、この作品は、第115回直木賞受賞作品です。
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凍える牙 著者:乃南 アサ |
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梅田望夫著『ウェブ進化論』読み終わりました。
私自身、実は、家庭でパソコンを購入して使い始めたのはわずか半年前なので、あまりにもネットの世界に疎く、正直この本を1度読んだだけでは、Webの進化の全体像を掴めずにいます。
今は、株取引とブログと書籍の購入と辞書代わりとして程度にしかネットを利用できてません。
こんな私にも、少しはイメージできたのは、以下のようなことでした。
・ネットのあちら側とこちら側に明確に分けて考えるとわかりやすい
・グーグルは、あちら側の情報発電所である
・ネットのあちら側にいる不特定無限大への信頼の有無
Webの進化を引っ張りながら、利益を享受している企業としては、世界的にはグーグル、アマゾンといったところですが、日本企業は今のところハッキリとは見当たりません。
これからを期待するとしたら、「はてな」「GMOインターネット証券」などでしょうか。
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ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 著者:梅田 望夫 |
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劇団ひとり著『陰日向に咲く』を読み終わりました。
著者のお笑いネタを最初見たときは、面白い奴が出てきたなと、けっこう好んでみてましたが、他のお笑い芸人同様、ブームの終焉の少し前から飽きてしまいました。
そんな劇団先生!?の処女作に触れてみました。
読み始めてすぐに、不思議な可笑しさが込み上げてきて、ひとりワールドに惹き込まれてしまいました。
基本的に5つの短編から成っているのですが、あるストーリーでのエピソードが、別の短編に微妙に織り込まれ、全体がつながっているという作りになっていて、そのことが、読む楽しさを増してくれてます。
ネタ同様、いつか飽きるのかもしれませんが、次回作が出たら、とりあえず読んでみたいと思っています。
作品とは関係ありませんが、著者がNHKの朝ドラ「純情きらり」で、ヒロインと恋仲になったのには驚きました(もう、別れてしまいましたが)。
ヒロインは、フジテレビの西山アナウンサーに似てますね。
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陰日向に咲く 著者:劇団ひとり |
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ダニエル・キイス著『24人のビリー・ミリガン(上・下)』読み終わりました。
多重人格のアメリカ人ビリー・ミリガンの物語(実話)です。
読みながら、理解しようとすればするほど頭が混乱してきました。
この世の人間は、霊魂が肉体に宿っている状態という話を聞いたことがあります。
この説に基づくと、ミリガン氏は、この世に産まれるときに誤って24人の霊魂が宿ったのではないかという仮説を立てて、頭の中を無理やり整理して読み進めましたが、人格が統合されていくくだりになると、この仮説では説明できない感じになり、けっきょく理解できませんでした。
人間の脳は謎だらけですね。
『ビリー・ミリガンと23の棺』という続編が出てるそうですが、そのうち気が向いたら読んでみるかもしれません。
現在では、ミリガン氏も50歳を超えているはずですが、今どうしていらっしゃるか、少し興味あります。
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24人のビリー・ミリガン〈上〉 著者:ダニエル キイス |
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24人のビリー・ミリガン〈下〉 著者:ダニエル キイス |
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Yahoo!インターネット検定のベースボールエキスパートとやらを受けてみました。 Yahoo!インターネット検定 - ベースボールエキスパート.
1級、2級、3級とありますが、1級にチャレンジして見事(?)合格しました。 Yahoo!インターネット検定 - オンライン認定証.
制限時間50分内に50問に答えて、40問以上が合格ですが、なんとか41問正解だったようです。
自信があるのは半分くらいでしたが、4択なのでなんとなくの記憶や勘が当たったりしてラッキーでした。
内訳は、
「野球の歴史を知る」が9問中9問正解!
「ルールと用語を知る」が16問中12問正解!
「野球の動作と戦略を知る」が17問中13問正解!
「野球の記録を知る」が8問中7問正解!
このように結果はわかるのですが、答え合わせができないので、どれを間違えたのか、正解は何なのかがわからないのがちょっと不満です。
この検定に合格したからといって、何の役に立つとも思えませんが、やっててけっこう楽しかったです。
私は野球経験が無く、もっぱら観る方専門なので、そこまで知らなくても充分観戦楽しめるからいいだろうと思ったり、逆に勘違いしてることがわかったりしました。
しかし、なんだかプロ野球おたくになってしまいそうです。
以下のテキストにざっと目を通してから受験しましたが、ここに載ってないことも出題されます。
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ベースボールエキスパート Yahoo!インターネット検定公式テキスト 著者:日本プロ野球名球会 |
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石田衣良著『うつくしい子ども』を読み終わりました。
「池袋ウエストゲートパーク」をレンタルして観て面白かったので、原作者である石田先生の著書を何か読みたいと以前から思っていて、ようやく読みました。
内容は、少女(小3)殺害事件の犯人(中1)の兄(中2)を主人公とする、少年犯罪を題材にした青春ミステリー小説です。
最初は、「現実に世の中で起こりうることだし、自分の身内から犯罪者が出る可能性は、100%無いとは言い切れないよなぁ」などと思いながら読み進めてましたが、主人公が事件と正面から向き合い始めた辺りから、あまりにも冷静で強過ぎる主人公の行動について行けず、感情移入できなくなりました。
ただ、ミステリー小説としては面白く、どういう結末を迎えるのか知りたくて、一気に読み進め、期待を裏切らないものでした。
また、石田先生なりの真面目さと優しさは感じ取れたと思います。
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うつくしい子ども 著者:石田 衣良 |
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水谷修著『夜回り先生』を読み終わりました。
この本は、自分の居場所を夜の世界にしか見出せずにもがいていた14人の子供たちと、夜回りに自分の居場所を見出した水谷先生本人の物語です。
水谷先生の講演をテレビを通じて2度聴いたことがありますが、著書に触れたのは初めてでした。
本で読んだり、頭で考えたことをもっともらしく文章にしたり、しゃべったりする教育論者はいくらでもいますが、水谷先生のように、体を張って現場でく闘い続けている方の話は重く、心に染みてきます。
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夜回り先生 著者:水谷 修 |
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吉川英治著『新・水滸伝』(全4巻)読み終わりました。
吉川作品は、『宮本武蔵』を始め、いくつか読んだことがありますが、読んでいると、まるで時代活劇を見ているように、動きのある映像が鮮明に浮かんできます。
先生の作品は昭和初期に書かれているのですが、テレビの無い時代に、青少年たちが、想像力をかきたてながら、夢中で読んでいたのでしょう。
また、男女のことに関しては、男は純情・誠実に、女はしたたかに描かれているケースが多いように思います。
女がしたたかというのは、昔も今も変わらないようです。
女性がこの世を生きていく為には、恋愛にもしたたかさが必要だとは思いますが、最近は、男のくせに女性に対してしたたかな輩が見受けられます。
そういう私も、女性にもてたくて、みえみえの駆け引きなど試みてきました。
最近は、男がしたたかであるのは仕事のときだけで充分で、こと恋愛に関しては、いくつになってもうぶでいいんじゃないかと思ったりしてます。
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新・水滸伝〈1〉 著者:吉川 英治 |
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新・水滸伝〈2〉 著者:吉川 英治 |
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新・水滸伝〈3〉 著者:吉川 英治 |
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新・水滸伝〈4〉 著者:吉川 英治 |
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藤原正彦著『国家の品格』を読み終わりました。
私がこの本を知ったのは、一月くらい前に藤原先生がテレビにゲスト出演されてたことからです。
その情報番組を見ていて、面白いことを言うおっさんやなぁと思い、そこで紹介されていたこの本に触れてみました。
先生の考え方は、「論理だけでは人間社会の問題は解決できない」むしろ「最も重要なことは論理で説明できない」という信念に基づいて論理的に展開されています。
確かに、私も幼少の頃、母親からよく「ダメなものはダメ!」「口ごたえするな!」と叱られ、有無を言わさずビンタが飛んできたことを思い出します。
先生によると、論理的展開の出発点が正しくなければ、結論も正しいものにならない。
出発点を決める上で大事なのは、情緒であり、形であり、伝統だということです。
論理的思考が必要とされる数学者である先生が、このような結論に至ったということは、興味深いことです。
この本を読みながら、いろいろなところに思考が展開され、けっこう楽しめました。
しかし、去年までホリエモンブームに沸きかえっていたのに、今は対極にあるようなこんな本がベストセラーになるとは、日本人も節操が無いというか・・・。
というよりも、戦後60年経って、これから進むべき道を模索中といったところでしょうか。
ちなみに藤原先生は、作家新田次郎と藤原ていの次男だそうです。
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国家の品格 著者:藤原 正彦 |
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三崎亜記著『バスジャック』を読み終わりました。
三崎先生の作品を読んだのは、『となり町戦争』に続いて2冊目ですが、どちらも不思議な感覚にとらわれます。
村上春樹の『羊をめぐる冒険』やカフカの『変身』を読んだときのような、また、その昔、イカ天からメジャーになったバンド『たま』の曲を聴いたときのような不思議な感覚です。
「そんなわけないやん」とか、「状況を人に確認しろよ」とかいった言葉が頭の片隅に浮かびながらも、テンポの良いストーリー展開に流されて、突っ込む暇を与えられないまま三崎ワールドに惹きこまれて行きます。
変なプライドが邪魔してちょっとしたことを人に聞くことができず、わかったようなフリをしているうちに余計聞きづらくなって、気まずい思いをしたままでいるときの感覚を思い出したりしました。
『バスジャック』は、7つの短編から成っていますが、一番おもしろかったのは、『動物園』でした。
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バスジャック 著者:三崎 亜記 |
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となり町戦争 著者:三崎 亜記 |
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山岡荘八著『高杉晋作』(全3巻)を読み終わりました。
山岡先生の作品は、他に『徳川家康』(全26巻)と、『小説太平洋戦争』(全9巻)を読んだことがあります。
山岡作品には、登場する歴史上の人物達が、自分達の生きた時代において、どう考え、どう行動し、どう生き抜いたかということが、深く掘り下げて描かれています。
先生の、人間心理を想像する力は、感心させられます。
また、高杉晋作に関する小説は、他に古川薫先生と司馬遼太郎先生のものを読んだことがありますが、歴史上の人物の中でも、私が惹かれる人物の中の一人です。
今回読んだ作品の中で、特に気に入ったシーンは以下の3つです。
1.自分の進むべき道に迷って悶々としていた晋作が、『国のことを案じてばかりいて、惚れてなかった。 惚れなければ! 惚れてしまえば生命もいらなくなって、それで楽しいのだからなあ』と国に惚れる覚悟に目覚めるシーン。
2.佐久間象山が『聖人君子のなりそこない(日本)と悪魔になりそこない(欧米諸国)の戦いじゃ』と晋作に説くシーン。
3.四国(米英仏蘭)連合艦隊との講和条約締結のシーン。
最後に、晋作の辞世の句です。
『おもしろきこともなき世に面白く すみなすものは心なりけり』(下の句は野村望東尼の付足しによる)
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著者:山岡 荘八 |
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高杉晋作〈2〉 著者:山岡 荘八 |
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高杉晋作〈3〉 著者:山岡 荘八 |
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半年前から株式投資を始めて、自分なりの投資スタイルを模索中ですが、今は、成長株投資にトライしてます。
自分なりの基準で銘柄選択して、数銘柄保有中ですが、気がついたらそのうち半分以上がIT企業でした。
で、銘柄選択根拠を深いものとするため、以下の2冊を読んでみました。
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これから情報・通信市場で何が起こるのか―IT市場ナビゲーター〈2006年版〉 著者:野村総合研究所情報通信コンサルティング一二部 |
※この本は、IT市場を大きく7つの分野に分けて、それぞれの分野ごとに、市場規模や2010年までの将来性について、分析されています。
現在の保有銘柄を、暫くは保有し続けるための安心材料を与えてくれました。
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2010年のITロードマップ 著者:野村総合研究所技術調査室 |
※この本は、IT技術の2010年までのロードマップの指南書ですが、私には難しかったです。
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株式投資本
| ターナーの短期売買入門 著者:古河 みつる,トニ・ターナー |
読み終わりました。
内容は、テクニカル分析を使った、スイングトレードの入門書ですが、個人的には、以前読んだ以下2冊の方がわかりやすかったです。
ただし、私自身、株式投資を始めて、まだ半年の超初心者なので、あまり参考にしないでください。
| たった7日で株とチャートの達人になる! 著者:ザイ編集部 |
| 月100万円儲ける! 「株」チャートパターン投資術 1年で1500万稼ぐサラリーマントレーダーが教える! 著者:渋谷 高雄 |
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横山秀夫著『陰の季節』を読み終わりました。
この文庫本は、以下の4つの短編集から成っています。
1.陰の季節
2.地の声
3.黒い線
4.鞄
全ての短編が、D県警を舞台に展開されており、ある短編で主人公だった人間が、次の短編では脇役に回るといった形で構成されているため、全体として、とても読みやすいものとなっております。
また、推理小説としては珍しく、捜査部門でなく、管理部門の人間が主人公となっており、新鮮な面白さがあります。
1.陰の季節・・・・・警務課(人事担当)
2.地の声・・・・・監察課
3.黒い線・・・・・鑑識課の婦警
4.鞄・・・・・秘書課(議会対策担当)
といった具合です。
横山作品との出会いは、映画『半落ち』が面白く、その原作者が横山先生だと知ったことがきっかけです。
その後、NHKドラマで『クライマーズ・ハイ』を観て、やはり面白く、これが、またまた横山作品でした。
今までに読んだ横山作品は、『動機』、『顔 FACE』と、今回読んだ『陰の季節』だけですが、どれも、人間の内面に迫る推理が展開され、心理サスペンスといった感じです。
主人公の思い込みでストーリーが展開されていく、というきらいがなくもないですが、心理の読みあいといった駆け引きが、けっこう好きです。
そんな横山作品を、これからも楽しんで行きたいと思っています。
ちなみに、読んだ3作品のなかで、私が一番好きなのは、『動機』です。
| 動機 著者:横山 秀夫 |
| 顔 FACE 著者:横山 秀夫 |
| 陰の季節 著者:横山 秀夫 |
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今日は、髙樹のぶ子著『光抱く友よ』を読み終えました。
思春期における女性の友情について、女生徒の心理描写が独特なタッチで描かれており、味わい深い内容でした。
読み終わった後で、84年の芥川賞作品だということを知りました。
髙樹先生の作品は、初めて読んだのですが、他にも読んでみたいと思いました。
ただ、今は他にも読みたい本が溜まっているので、もう少ししてからかな・・・。
| 光抱く友よ 著者:高樹 のぶ子 |
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