今月24日に 教育再生会議の第一次報告.がアップされたんで、気になってたとこ中心にざっと目を通しました。
何だかやたらと「真の~」とか「絶対に」といった強調的修飾語が目に付きますなぁ。
それはともかく、確か、総理の著書「美しい国へ」の中で、「ボランティアの義務づけ」という提案を目にしたときには、この日本語が理解できなかったんだっけ。
「ボランティア」という自由意志の精神に基づいた行為と、「義務」という強制的な意味合いの言葉が並んでたのでね。
「ボランテイアの義務付け」⇒「自由意志の精神を強制する」?????
と考えてしまったわけですな。
さて、その辺のところは有識者の方々の議論を経てどう表現されたのかな。
7つの提言の3番目の中に、「高校での奉仕活動の必修化」というそれらしい言葉を見つけました。
ボランティアって言葉をやめて、奉仕活動にしたんやね。
確かに「奉仕」って言葉を辞書で引くと、ボランティアと違って「志願して」とか「自分の意志で」とかいう意味合いは入ってないので、「奉仕」にしたんかね。
でも、奉仕活動にしろ、ボランティア活動にしろ、授業の一環として無理やりやらされるものでなくて、もっと、一人一人の心の内面から自然と滲み出てきた気持ちに従って行われるもんやと思うんやけどね。
自分でも社会に貢献できることは無いだろうか?
とか
人の役に立てることは無いだろうか?
とか自分なりに考えて、自分の置かれた環境内で、月に1度でも、いや年に1度でも、できる範囲でできることをするっていうものやないかなぁ。
主婦は主婦なりに、サラリーマンはサラリーマンなりに、学生は学生なりにね。
そして、他人から見たら立派なことをしてるように見えても、やってる本人は当たり前と思ってやるようなことをね。
恐らく教育再製会議の意図するところは、自分さえ良ければ他人や社会はどうなってもいいという大人で満たされた日本を変えたい、ってことにあるのかもしれないけど、どうも逆効果な気がする。
既に地域のボランティアサークルなどに参加して、純粋に自分の意志で活動してる高校生や、受験が終わって大学生になったら少しそういうこともやってみようと思ってる高校生などは、授業で強制的にやらされるなんて、アホらしくてやってらんないんじゃないかなぁ。
むしろ、高校生にもなって突然やらされるんじゃなくて、高校生になる頃には当たり前のように社会奉仕の精神が養われてるように、小学生の頃からそんな環境に置いてやることが大切なんじゃないかな。
授業じゃなくて、自然とそんな環境に・・・。
例えば、周りの大人たち、親・教師・近所のおっちゃん達が当たり前のようにボランティア活動をやってるような環境。
この場は、学校教育の話なので教師に限ると、例えば担任の教師が当然のようにボランティアサークルに属していて、興味を持った子供をそこへ連れて行ってやるとかさ。
ただ、総理が「美しい国へ」の中で言ってるように、「たとえ最初は強制であっても、まずは若者にそうした機会を与えることに大きな意味があるのではないか。」という気持ちが全く解んない訳でもないんだよね。
私自信、大学に入学したとき、女子大との合同サークルという不純な動機でボランティアサークルに入ったんだけど、それからの人生において大切ないろんなことを学べたという経験があるからね。
女性との付き合い方だけじゃ無くてだよ。
でも、それは参加できないときや、したくないときは行かなくても誰も文句言われないし、辞めたければいつでも辞めれたからね。
だから楽しかったし、続けられた。
結果、学べた。
授業でやらされたらそうは行かないぜ。
まあ、ど~しても「奉仕活動の必修化」ってやつをやりたいなら、それはボランティアでは無いってことを徹底してもらいたいね。
繰り返すようだけど、授業でやらされる時点でボランティアじゃないから。
強いて言うなら、ボランティア活動をやってる人がやってる事の手伝いまたは真似事?
例えば、その授業を受けた生徒が大人になって、外国の人とボランティア体験について語ることがあったとしましょう。
その日本人は得意気にこう言うでしょう。
「私も高校のときにボランティア活動をやったよ。 授業でやらされたからね。」
きっと、外国の人に笑われるでしょう。
また、別の話で例えると、阪神大震災や新潟中越地震のときに、こんなことを言うボランティアがいたと聞きます。
「ボランティアしに来たので、何すればいいか教えてください。」
とほざき、指示がないからと言ってトランプして遊んでたヤツとか、
ましてや、崩れ落ちたビルや住居の前で、ピースサインしながら写真を撮ってたヤツとか。
こんな勘違いした輩を産み出しかねません。
そして何より、ゆとり教育と同じように現場教師が本来の意味を勘違いして受け取らないよう、教師の方々の理解を得て下さいね。
教師の方々も、理解できないことを生徒に教えようも無いでしょうから。
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