教育再生会議(第一次報告)雑感②
先日発表された 教育再生会議の第一次報告.に関して、前回(雑感①).は、「高校での奉仕活動の必修化」に対する反対意見を述べたので、今回は賛成する点について取り上げてみたいと思います。
それは、7つの提言の中の4項にある「社会の多様な分野から優れた人材を積極的かつ大量に採用する」ということについてです。
単純に、いろんな先生が居た方が面白いですから。
学校は面白い方がいいですから。
それに、教師にしてみても、小・中・高・大と16年間も学校生活を送って、そのまままた学校を職場とするってシステムだと、どうしても視野の狭い教育者にならざるを得ないんじゃないかな。
自分の教え子たちは、ほとんどが会社員になるんだから、中には10年くらい会社勤めを経験した教師がいてもいいんじゃないかなとも思う。
ただ、どこの世界にも「~道」というものがあって、教育の世界にも当然「教育道」なるものがあると思うので、外から来た人間がいきなりいい教師たりえるわけでは無いでしょう。
こと教育に関しては、道を究めるのは、実はどの分野よりも険しく、難しい気がします。
例えば、今私に教師をやれと言われても全く自信が無いですし、そう考えると今教師をやられている方は凄いと思います。
だからこそ、特にマスコミと現役教師の方々には、他分野から教師へ転職して来られる方のことを長い目でみてあげて欲しいと思います。
1年やそこらで判断するんじゃなく、そうですね、3~10年くらいの長いスパンでしょうか。
現役教師の方々には、
「使えね~な。 教師をなめんなよ!」
と言ってイジメ、せっかく意欲を持って他分野から来た人間をすぐに排除するのでは無く、
「10年後には俺がこいつをいっぱしの教育者に育ててやるぜ!」
ぐらいの気概をもって前向きにサポートしてあげて欲しいと思います。
1度他分野を経験した人材が10年かけて掴んだ「教育道」は、学校の世界しか知らないできた教師のそれよりも、もしかしたら一層「味」のあるものになってるかもしれません。
そういった人材が教育界に加わることが、子供たちにとって良いことかどうか真剣に考えて、自分たちのこれまでやってきたことへの自負やプライドにこだわり過ぎる事無く、大局観に立って受け入れて欲しいと思います。
マスコミも、一時的な教育現場の混乱ばかり取り上げるのではなく、他分野から教師へ転職した人材を応援するような特集も組んであげてね。
それから、これは今回の報告書に書かれてたことでは無く、たまにテレビのコメンテーターの方の口から耳にすることですが、大量に退職される団塊の世代の方々を教育分野に投入してはどうかと言う案についてです。
これについては、もろ手を挙げて賛成する側には回れません。
なぜなら、彼らはともすれば「俺たちの時代にはこんな酷く無かった」とか、「俺たちの時代はああだった、こうだった」と言いがちだからです。
もし、今の時代よりも自分たちの子供の頃の方が良かったと思うんだとしたら、まずは、自分たちのやってきたこと(特に子育て・教育)をシッカリと反省してからにして欲しいですね。
なぜなら、今の世の中、良きにつけ、悪しきにつけ、団塊の世代の方々が数にまかせて強引に作り上げてきたんですから。
それがないと、また同じような団塊グランド(?)ジュニアを産み出すだけでしょう。
もし、自分たちのやってきたことは正しいという自信があるなら、今の世代に任せるべきでしょう。
理想を言えば、現役の方々がやってることをまずは認め、その上で経験を活かして現役をうまくサポートしてもらえるとしたら、それが一番いいと思います。
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