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横山秀夫著『ルパンの消息』

横山秀夫著『ルパンの消息』を読み終わりました。

横山作品は、警察、弁護士、検事、裁判官、新聞記者などを題材にしたものが多いんですが、この作品は、事件の舞台が高校なので、身近に感じられて読み易かったです。

この作品の中に、

「人間のする事、考える事、そう違うものではない。 所々に頭をもたげた情報を読むのではなく、人間そのものを読むんだ!」

と、刑事が部下たちに言う場面がありますが、最近の犯罪は、今ままでの常識だけで考えると、非常に動機が読みにくいものが増えている気がします。

人間の心の奥底を想像する能力に長けている著者に、昨今の犯罪者の心理を解説して欲しいと思いました。

また、横山作品は、悲惨な殺人事件などを扱った場合でも、必ず最後に、

「それでもこの世は悪いことばかりって訳でもないぜ!」

と思わせるような、エピソードで終わるところが、けっこう好きだったりします。

最近は、一見、どこにも救いを見出せないような事件ばかり報道されてますが、

それでもこの世は悪いことばかりって訳でもないぜ!

ルパンの消息 Book ルパンの消息

著者:横山 秀夫
販売元:光文社
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