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木村元彦著『オシムの言葉』

木村元彦著『オシムの言葉』を読み終わりました。

著者の木村氏は、元々サッカー関係者でなく、アジア、東欧の民族問題を中心に取材・執筆活動をされているノンフィクションンライターなので、オシム監督を語る上で欠かせないユーゴスラビアの紛争の歴史なども正確に記述されていて、興味深く読むことができました。

民族紛争といった恵まれない環境で実績をあげたオシム氏が、恵まれすぎた環境で成長してきた日本サッカー界に足りないものを注入してくれるのか、

はたまた、そんなオシム氏のやり方は、平和ボケした日本サッカー界には合わないのか。

プロスポーツにおいては、結果が全てなので、2~3年後を楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに本書は、良い結果を充分期待できそうな内容になってます。

この本に出てくるオシム語録の中から、興味を惹かれたものを幾つか挙げておきます。

「君たちはプロだ。 休むのは引退してからで十分だ。」

「ライオンに追われたウサギが逃げ出す時に、肉離れをしますか?

準備が足らないのです。」

「無数にあるシステムそれ自体を語ることに、いったいどんな意味があるというのか。

大切なことは、まずどういう選手がいるか把握すること。

個性を活かすシステムでなければ意味がない。

システムが人間の上に君臨することは許されないのだ。」

「今の世の中、真実そのものを言うことは往々にして危険だ。

サッカーも政治も日常生活も、世の真実には辛いことが多すぎる。

だから真実に近いこと、大体真実であろうと思われることを言うようにしているのだ。」

インタビュアーからの

“監督は目も覆いたくなるような悲惨な隣人殺しの戦争を、艱難辛苦を乗り越えて来られました。

試合中に何が起こっても動じない精神、あるいは外国での指導に必要な他文化に対する許容力の高さをそこで改めて得られたのではないか?”

との問いに、

「確かにそういう所から影響を受けたかもしれないが・・・。

ただ、言葉にする時は影響は受けてないと言ったほうがいいだろう。

そういうものから学べたとするのなら、それが必要なものになってしまう。

そういう戦争が・・・。」

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える Book オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える

著者:木村 元彦
販売元:集英社インターナショナル
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通訳とも「北海道と九州の方言で話しているような状態」  オシム監督の通訳はなんと現在3人もいる。プロ野球を含め外国人監督でこの体制は極めて異例といえるだろう。1人は記者会見担当、残り2人は練習担当として「オシム監督と同じく1年ごとに契約更新をしていく」(協会幹部)ことが決まった。 とにかく、英語でコミュニケーションを取ろうにも「過去に誤解を受けたことがあって、英語は話したくない」�... [続きを読む]

受信: 2006年9月19日 (火) 22時22分

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受信: 2007年3月 6日 (火) 07時23分

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