« 福原の好投とJFKで交流戦を締めくくる! | トップページ | 吉田義男著『阪神タイガース』 »

重松清著『流星ワゴン』

重松清著『流星ワゴン』読み終わりました。

どうにも読みながら、むず痒い気持ちに包まれ、あまり気持ちのいいものではありませんでした。

38歳の主人公が、こじれたままの父親との関係と息子との関係を、事故で死んだのに成仏できないままでいる義理の父子の霊の力を借りて修復して行くという物語です。

臨終直前の主人公の父親の魂が、38歳の頃の父親の姿となって、主人公の前に現れるのですが、ぶっきらぼうだったはずの親父がやたらフレンドリーで、気持ち悪かったです。

これでは、もはや親父ではなく、違う人格です。

著者は、親父や息子が自分と同じ年で存在できたら友達になれただろうか?

とか、もっと親父にいろんなことを聞いておけば良かったとか思ってこの小説を書いたようですが、そう簡単に行かないから父子なんです。

私は死んだ親父に聞いておきたかったことは、ほとんどありません。

強いて挙げるとすれば、私の名前を付けた理由と、いまわの際に微かに唇を動かしたのは何を言いたかったのかということぐらいです。

ただ、私にも息子がいたら、また違った感慨を持ってこの小説を受け入れられたかもしれませんが・・・。

ちなみに重松作品を読んだのは、「エイジ」「ビタミンF」に続いてこれで3作目ですが、私は「エイジ」が一番好きです

流星ワゴン Book 流星ワゴン

著者:重松 清
販売元:講談社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

エイジ Book エイジ

著者:重松 清
販売元:朝日新聞社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ビタミンF Book ビタミンF

著者:重松 清
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 福原の好投とJFKで交流戦を締めくくる! | トップページ | 吉田義男著『阪神タイガース』 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/73134/2318697

この記事へのトラックバック一覧です: 重松清著『流星ワゴン』:

« 福原の好投とJFKで交流戦を締めくくる! | トップページ | 吉田義男著『阪神タイガース』 »